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微生物学 MCQ集 1

B9788180612015.jpg 
http://www.jaypeebrothers.com/MyShop.aspx?CatID=Medical%20|%20MCQs%20and%20Self%20Assessment%20Series

看護学校国家試験題集 から集めたものです。


消毒、滅菌

1. 次のうち誤っているものが2つある。どれか。

1.クレゾール石けん液は光によって消毒力が低下するので着色びんを使う。
2.逆性石けん液は有機物を含むものの消毒には不適当である。
3.消毒液は濃度が高いほど消毒力が増し、3倍の濃度では3倍の効果がある。
4.クロルヘキシジン(ヒビテン液)は結核菌の消毒に有効である。
5. B 型肝炎ウイルスにより汚染された器材は高圧蒸気滅菌30分を行うとよい。


2. 次のうち誤っているのはどれか。

1.一般に消毒薬は温度を10℃高めれば殺菌力は2~3倍高められる。
2.クロルヘキシジン(ヒビテン液)は石けんと混合使用すると効菌力は低下する。
3.クレゾール石けん液は常水で希釈すると次第に混濁し、沈澱を生ずるが効力には変わりはない。
4.緑膿菌は病室の花瓶の水にも認められ汚染源となり得る。
5.酸化エチレンガス滅菌後は残留ガスがあるので、少なくとも48時間以上たってから使用するよう注意する。


3. 次のうち誤っているのはどれか。

1.多くの病原菌(栄養型)は100℃、15分間の煮沸で消毒できる。
2.オートクレーブ滅菌約2気圧、120℃20分間では芽胞も死滅する。
3.エチルアルコールを皮膚消毒に用いる場合は、70~80%の濃度が適当である。
4.逆性石けんは、緑膿菌に汚染された器具の消毒に用いられる。
5.2%グルタールアルデヒド液(ステリハイド)はB 型肝炎ウイルスの消毒に用いられる。


4. 次の消毒法のなかで誤っているのはどれか。

1.緑膿菌で汚染されたガーゼや包帯などは、他のものと区別し焼却処分する。
2.結核菌で汚染された吸引カテーテルは、0.1%逆性石けん液で消毒する。
3.B 型肝炎ウイルスで汚染されたピンセットは、2%グルタールアルデヒド液で消毒する。
4.梅毒トレポネーマで汚染された剪刀(メス)は0.5%クロルヘキシジンアルコールで消毒する。
5.サルモネラ菌で汚染された便器は、3%クレゾール液で消毒する


5. 消毒について正しいのはどれか。

a 緑膿菌の付着したピンセットの消毒には、逆性石けんが有効である。
b エタノールは100%の濃度が最も殺菌力が強い。
c 100℃、15分間煮沸すれば栄養型病原菌は死滅する。
d プラスチック、ゴム製品の消毒には、高圧蒸気滅菌法は避ける。
e 直射日光の殺菌力は赤外線によるものである。

1. a, b  2. a, e  3. b, c  4. c, d   5. d, e


6. 滅菌及び消毒について正しいのはどれか。

1. 10~20キロサイクルの振動数の音波は機械的破壊力で菌体を破壊する。
2. 熱に対しては放線菌やカビの胞子より一般細菌のほうが強い。
3. 細菌は高浸透圧溶液中では発育が抑制されない。
4. 微生物の紫外線による殺菌効果は可視光線によって増強される。


7. 正しいのはどれか。

a 逆性石けんは結核菌に有効で糞尿、喀痰、吐物の消毒に用いられる。
b エチルアルコールは30〜50%濃度が最も殺菌力が強く皮膚消毒に用いられる。
c 2%グルタールアルデヒド液は B 型肝炎ウイルスで汚染された手術器具の消毒に用いられる。
d エチレンオキサイドガスは内視鏡、注射器、ゴム製品などの滅菌に用いられる。
1. a,b  2. a, d 3. b, c 4. c, d


8. 手指消毒に適さない消毒薬はどれか。

1. 逆性石けん
2. グルタルアルデヒド
3. クロルヘキシジン
4. ポビドン・ヨード 


9. 誤っているのはどれか。

1. B型肝炎患者の血液で手指が汚染された場合、逆性石鹸液で消毒する。
2. コレラ菌で汚染された便器の消毒は1%クレゾール液に10分間つける。
3. ホルムアルデヒドガスは感染症で汚染された部屋の消毒に用いられる。
4. エチレンオキサイオドガスは芽胞形成菌も含めすべての細菌の滅菌に有効である。


10. 誤っているのはどれか。

1. エチレンオキサイドガスは胃カメラ、プラスチック製品、布等の消毒に適する。
2. B 型肝炎ウイルスで汚染されたピンセットは2%グルタルアルデヒドに浸した後、高圧滅菌する。
3. 細菌の芽胞は、100℃、15分間の煮沸消毒で死滅する。
4. 緑膿菌で汚染されたガーゼや包帯などは他のものと区別し焼却処分する。


11. 正しいのはどれか。

1. 高圧蒸気滅菌はプラスチック製品の滅菌に適している。
2. 煮沸消毒では B 型肝炎ウイルスは死滅しない。
3. クロルヘキシンジンはウイルスに効果がない。
4. 普通石鹸と逆性石鹸とを共有すると消毒力が増大する。





解答:MOREへ

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解答

1.
 次のうち誤っているものが2つある。どれか。

1.クレゾール石けん液は光によって消毒力が低下するので着色びんを使う。
2.逆性石けん液は有機物を含むものの消毒には不適当である。
3.消毒液は濃度が高いほど消毒力が増し、3倍の濃度では3倍の効果がある。
4.クロルヘキシジン(ヒビテン液)は結核菌の消毒に有効である。

5. B 型肝炎ウイルスにより汚染された器材は高圧蒸気滅菌30分を行うとよい。

正解:3、4


2. 次のうち誤っているのはどれか。

1.一般に消毒薬は温度を10℃高めれば殺菌力は2~3倍高められる。


消毒薬の殺菌効果は濃度・時間・温度により規定される

多くの消毒薬は、作用させる時間が長くなるほど、低濃度でも有効となります。
また、温度が高いほど一層効果が増します。
下の図の三角形は消毒の効果を示しますが、その面積が大きくなればなるほど、
高い消毒効果が得られることを意味しています。

■濃度 
濃度が高くなれば殺菌効果は高くなります。
消毒薬は使用中に有機物等の影響により濃度が低下することから、
消毒終了時における有効濃度を確保することが必要です。

■時間
 どの消毒薬も微生物とは一定の接触時間(作用時間)が必要とされています。
従って、ある程度の余裕をもった消毒時間を設定することが必要です。

■温度
 消毒薬は温度が高くなれば殺菌力は強くなります
その程度は個々の消毒薬により多少異なりますが、一般的には20℃以上の温度で使用します。
そのため、特に冬場の使用には注意が必要となります。

img_sterilization_04.jpg 
https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/handbook/sterilization/


2.クロルヘキシジン(ヒビテン液)は石けんと混合使用すると効菌力は低下する。

3.クレゾール石けん液は常水で希釈すると次第に混濁し、沈澱を生ずるが効力には変わりはない。
   
希釈すれば効果は減弱なのでしょう。

4.緑膿菌は病室の花瓶の水にも認められ汚染源となり得る。
   病室の花瓶の水や洗面台、キッチン等の水周り等に生息し、感染源になる場合も指摘されています。

5.酸化エチレンガス滅菌後は残留ガスがあるので、少なくとも48時間以上たってから使用するよう注意する。
   酸化エチレンガスによる滅菌に必要な時間は2ないし4時間であり、
   また滅菌後のエアレーションには温度条件により8ないし12時間もの長時間がかかる。


正解3


3. 次のうち誤っているのはどれか。

○ 1.多くの病原菌(栄養型)は100℃、15分間の煮沸で消毒できる。

○ 2.オートクレーブ滅菌約2気圧、120℃20分間では芽胞も死滅する。
   芽胞を高温で完全に不活化するには、オートクレーブ処理(約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上)、
   乾熱処理(180℃30分あるいは160℃1時間以上)などの処理が必要。

○ 3.エチルアルコールを皮膚消毒に用いる場合は、70~80%の濃度が適当である。

× 4.逆性石けんは、緑膿菌に汚染された器具の消毒に用いられる。

○ 5.2%グルタールアルデヒド液(ステリハイド)はB 型肝炎ウイルスの消毒に用いられる。
   ほとんど全ての細菌、真菌、芽胞、ウイルスに有効である。
 
正解 4


4. 次の消毒法のなかで誤っているのはどれか。

○ 1.緑膿菌で汚染されたガーゼや包帯などは、他のものと区別し焼却処分する。
   
× 2.結核菌で汚染された吸引カテーテルは、0.1%逆性石けん液で消毒する。
    
結核菌の消毒には、高水準消毒薬(グルタラール、フタラール、過酢酸)のほかに、
    次亜塩素酸ナトリウム、アルコール、ポビドンヨードおよび両性界面活性剤などを用いる。

○ 3.B 型肝炎ウイルスで汚染されたピンセットは、2%グルタールアルデヒド液で消毒する。
    グルタールアルデヒドは、ほとんど全ての細菌、真菌、芽胞、ウイルスに有効である。
○ 4.梅毒トレポネーマで汚染された剪刀(メス)は0.5%クロルヘキシジンアルコールで消毒する。

○ 5.サルモネラ菌で汚染された便器は、3%クレゾール液で消毒する。

4,5は下表を参考に。

表1 消毒薬の抗微生物スペクトル

img_sterilization_05.jpg
https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/handbook/sterilization/


正解 2


5. 消毒について正しいのはどれか。

× a 緑膿菌の付着したピンセットの消毒には、逆性石けんが有効である。

     緑膿菌には原則的にすべての消毒薬が有効である

     たとえば、0.1%塩化ベンザルコニウムや0.01%(100ppm)次亜塩素酸ナトリウムは、緑膿菌を30秒以内に殺滅する。
     ただし、バイオフィルム形成の緑膿菌に対しては消毒薬は効きにくくなる
     たとえば、バイオフィルム形成の緑膿菌の殺滅には、
     0.1%塩化ベンザルコニウムや0.01%(100ppm)次亜塩素酸ナトリウムで30分間が必要

     また、塩化ベンザルコニウム含浸綿球が緑膿菌汚染を受けやすいように、
     状況によっては低水準消毒薬が緑膿菌に無効なこともある

     したがって、緑膿菌の消毒には、
     次亜塩素酸ナトリウムや消毒用エタノールなどの中水準消毒薬を選択
するほうが望ましい。

× b エタノールは100%の濃度が最も殺菌力が強い。
     
    エタノールの殺菌効果 4 0 %あたりから. 急激に現れ70%で最大の効果を 示す。
    70%より高濃度では常温での効果は. 中高濃度の場合と変わりありません

○ c 100℃、15分間煮沸すれば栄養型病原菌は死滅する。

○ d プラスチック、ゴム製品の消毒には、高圧蒸気滅菌法は避ける。
    
消毒されるものが高温で破損。

× e 直射日光の殺菌力は赤外線によるものである。
    紫外線によるもの

1. a, b  2. a, e  3. b, c  4. c, d   5. d, e

正解 4


6. 滅菌及び消毒について正しいのはどれか。

○ 1. 10~20キロサイクルの振動数の音波は機械的破壊力で菌体を破壊する。
× 2. 熱に対しては放線菌やカビの胞子より一般細菌のほうが強い。
× 3. 細菌は高浸透圧溶液中では発育が抑制されない。
× 4. 微生物の紫外線による殺菌効果は可視光線によって増強される。

正解 1


7. 正しいのはどれか。

× a 逆性石けんは結核菌に有効で糞尿、喀痰、吐物の消毒に用いられる。
     逆性石鹸は、一般的な細菌、菌類(真菌)、原生生物、一部のウイルスなど、
     広範な微生物に対して殺菌作用を示し、その効果には持続性がある。
     ただし芽胞に対しては無効であり、
     真菌、緑膿菌、結核菌、エンベロープを持たないウイルスに対する殺菌作用は弱い

× b エチルアルコールは30〜50%濃度が最も殺菌力が強く皮膚消毒に用いられる。
     エタノールの殺菌効果 4 0 %あたりから. 急激に現れ70%で最大の効果を 示す。

○ c 2%グルタールアルデヒド液は B 型肝炎ウイルスで汚染された手術器具の消毒に用いられる。
○ d エチレンオキサイドガスは内視鏡、注射器、ゴム製品などの滅菌に用いられる。

1. a,b  2. a, d  3. b, c  4. c, d

正解 4


8. 手指消毒に適さない消毒薬はどれか。

1. 逆性石けん
2. グルタルアルデヒド
3. クロルヘキシジン
4. ポビドン・ヨード 

正解 2

表2 消毒薬の適用対象

img_sterilization_06.jpg https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/handbook/sterilization/



9. 誤っているのはどれか。

× 1. B型肝炎患者の血液で手指が汚染された場合、逆性石鹸液で消毒する。
○ 2. コレラ菌で汚染された便器の消毒は1%クレゾール液に10分間つける。
○ 3. ホルムアルデヒドガスは感染症で汚染された部屋の消毒に用いられる。
○ 4. エチレンオキサイオドガスは芽胞形成菌も含めすべての細菌の滅菌に有効である。

正解 1


10. 
誤っているのはどれか。

○ 1. エチレンオキサイドガスは胃カメラ、プラスチック製品、布等の消毒に適する。
○ 2.  B 型肝炎ウイルスで汚染されたピンセットは2%グルタルアルデヒドに浸した後、高圧滅菌する。
× 3. 細菌の芽胞は、100℃、15分間の煮沸消毒で死滅する。
       オートクレーブ滅菌約2気圧、120℃20分間では芽胞も死滅
       この条件は一般細菌の栄養型

○ 4. 緑膿菌で汚染されたガーゼや包帯などは他のものと区別し焼却処分する。

正解 3


11. 正しいのはどれか。

× 1. 高圧蒸気滅菌はプラスチック製品の滅菌に適している。
× 2. 煮沸消毒では B 型肝炎ウイルスは死滅しない。
○ 3. クロルヘキシンジンはウイルスに効果がない。
× 4. 普通石鹸と逆性石鹸とを共有すると消毒力が増大する。

表 1参照

正解 3


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