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84歳の女性。 息苦しさと発熱とを主訴に家族に伴われて無床診療所に来院した。 昨夜から元気がなかった。 今朝から息苦しさと発熱とが出現したため受診した。 5年前と2年前とに脳梗塞を発症し、 要介護2と認定され訪問診療と訪問介護とを受けている。 1日のほとんどを自宅内で過ごしており、排泄、 入浴および着替えには一部介助が必要である。 最近は食事のときにむせることが多くなった。 体温38.6℃。脈拍104/分、整。血圧88/54mmHg。 呼吸数22/分。SpO2 89%(room air)。 口腔内と皮膚とは乾燥し、右前胸部にcoarse crackles を聴取する。 まず行うべき対応として正しいのはどれか。 a 胃瘻を造設する。 b 在宅で点滴治療を開始する。 c 適切な食事形態を指導する。 d 地域医療支援病院へ紹介する。 e 地域包括支援センターに連絡する。 解答:MOREへ スポンサーリンク 84歳の女性。 息苦しさと発熱とを主訴に家族に伴われて無床診療所に来院した。 昨夜から元気がなかった。 今朝から息苦しさと発熱とが出現したため受診した。 5年前と2年前とに脳梗塞を発症し、 要介護2と認定され訪問診療と訪問介護とを受けている。 1日のほとんどを自宅内で過ごしており、排泄、 入浴および着替えには一部介助が必要である。 最近は食事のときにむせることが多くなった。 体温38.6℃。脈拍104/分、整。血圧88/54mmHg。 呼吸数22/分。SpO2 89%(room air)。 口腔内と皮膚とは乾燥し、右前胸部にcoarse crackles を聴取する。 まず行うべき対応として正しいのはどれか。 a 胃瘻を造設する。 b 在宅で点滴治療を開始する。 c 適切な食事形態を指導する。 d 地域医療支援病院へ紹介する。 e 地域包括支援センターに連絡する。 正解 d 解説 来院前日の夜から活気が乏しくなり、呼吸苦・発熱を主訴に来院した84歳女性の症例です。 この患者に、無床診療所の医師としてどのように対応するかが問われています。 2回の脳梗塞の既往歴があり、 最近は食事のときにむせ込みを指摘されています。 呼吸器症状から肺炎が疑わしく、特に誤嚥性肺炎を積極的に考えるケースです。 A-DROP(肺炎の重症度分類)では、 年齢、脱水、呼吸、血圧の4項目を満たしており、 入院加療の適応となります。 A-DROPとは5つのチェック項目の頭文字をつなげたものであり、 スコア0を軽症(外来治療)、 1~2を中程度(外来または入院治療)、 3を重症(入院治療)、 4~5を超重症(ICU治療) として推奨される治療環境を簡便に判断できるようにしています。 日経メデイカル 1日1問医師国試 からの解説 A-DROPシステム A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上 D(Dehydration):BUN 21mg/dl以上または脱水あり R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下) O(Orientation):意識障害あり P(Pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下 --------------------------------------------- 軽症:上記指標のいずれも満足しないもの 中等度:上記指標の1つまたは2つを有するもの 重症:上記指標の3つ以上を有するもの。 ただし意識障害・ショックがあれば1項目のみでも重症とする 超重症:上記指標の4つまたは5つを有するもの http://www.kensin-kensa.com/archives/cat31/_cap_a-drop/ から |
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