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医師国試であるが、歯科大生でも十分戦える問題!
歯科カテゴリーに入れます。 ![]() https://www.youtube.com/watch?v=TZh9jAm_IBE 109G53 36歳の女性。 全身倦怠感を主訴に来院した。 半年前から全身倦怠感が出現し、改善しないため受診した。 20歳代後半から過多月経がある。 血液所見:赤血球337万、Hb 5.9g/dL、Ht 18%、白血球6,400、血小板43万。 血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン4.3g/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、 AST 10 IU/L、ALT 6 IU/L、LD 144 IU/L(基準176-353)、 尿素窒素11mg/dL、クレアチニン0.4 mg/dL、Fe 9ng/dL。 この患者にみられるのはどれか。 a 網赤血球増加 b フェリチン低下 c ビタミンB12増加 d 不飽和鉄結合能低下 e エリスロポエチン低下 解答:MOREへ スポンサーリンク 36歳の女性。 全身倦怠感を主訴に来院した。 半年前から全身倦怠感が出現し、改善しないため受診した。 20歳代後半から過多月経がある。 血液所見:赤血球337万、Hb 5.9g/dL、Ht 18%、白血球6,400、血小板43万。 血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン4.3g/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、 AST 10 IU/L、ALT 6 IU/L、LD 144 IU/L(基準176�・353)、 尿素窒素11mg/dL、クレアチニン0.4 mg/dL、Fe 9ng/dL。 この患者にみられるのはどれか。 a 網赤血球増加 b フェリチン低下 c ビタミンB12増加 d 不飽和鉄結合能低下 e エリスロポエチン低下 正解 b 解説 全身倦怠感を主訴に来院した36歳女性です。 症状は半年前からの慢性的なもので、20歳代前半の過多月経が関係ありそうです。 採血では、Hb 5.9g/dLと貧血を認め、MCVを計算すると80fLを大きく下回っており、 小球性貧血の鑑別となります。 病歴に過多月経があることからは鉄欠乏性貧血が最も疑わしいと考えます。 もしも、慢性炎症が背景にあった場合(例えばSLEなど)には、 慢性炎症に伴う二次性貧血も想起すべきですが、 本症例では素直に鉄欠乏性貧血を考えてよいでしょう。 ちなみに、BUNの上昇はないので、 最近の出血はなさそうです。 <選択肢考察> a 網赤血球増加 鉄欠乏では骨髄での赤血球系の産生能が低下しているので、 網赤血球は正常ないし低下のパターンをとります。 b フェリチン低下 フェリチンは貯蔵鉄の量を反映し、鉄欠乏性貧血では低下します。 前述の慢性炎症に伴う二次性貧血では、 鉄の利用障害が本態なのでフェリチンが高値を呈するという点が鑑別点となります。 c ビタミンB12増加 ビタミンB12の欠乏では巨赤芽球性貧血を引き起こしますが、 大球性貧血を呈するという点で本症例に合致しません。 d 不飽和鉄結合能低下 総鉄結合能 = 血清鉄+不飽和鉄結合能 TIBC = Fe + UIBC という計算式が成立します。 総鉄結合能は鉄の担体であるトランスフェリンの多さを反映する指標ですが、 鉄欠乏性貧血では血清鉄が低下、総鉄結合能が不変なので、不飽和鉄結合能は増加します。 http://www.bestmeditec.net/kinzoku/uibc.html 参照 ![]() https://dialysis.medipress.jp/disease-and-cure/dialysis-complication/23?p=2 e エリスロポエチン低下 鉄欠乏性貧血では、エリスロポエチンが代償的に増加して血球を増やそうとします。 解説:日経メディカル 1日1問医師国試 から引用改編 |
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