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USMLE Step 2&3 Q bank
https://www.medbullets.com/step2-3-heme/21681/anticoagulants からの出題 本例に関しては、 このskin lesionは何?でも扱いました。既出疾患です。 国内の医師国試では、まだ出題はないようです。 歯科では扱われない問題でしょうが、軽く押さえてください。 今回は日本語訳で。 選択肢は英語のまま。 問題 55歳女性。 数年前に大西洋便のフライトでDVTの既往歴がある 本患者が息切れと胸痛を主訴に来院。 CT検査で肺梗塞の診断。 慢性DVTの予防のため、ワーファリン投与が開始された。 3日後、下腿の激痛が出現、図Aのような所見を呈した。 ![]() FIGURES: A 以下のいずれが本状態に関与したと考えられるか。 最もふさわしいものを選べ。 1. Heart valve vegetations 2. A methicillin-resistant S. aureus infection 3. A recurrent deep vein thrombosis 4. A genetic enzyme deficiency 5. A drug allergy 解答:MOREへ スポンサーリンク 55歳女性。 数年前に大西洋便のフライトでDVTの既往歴がある 本患者が息切れと胸痛を主訴に来院。 CT検査で肺梗塞の診断。 慢性DVTの予防のため、ワーファリン投与が開始された。 3日後、下腿の激痛が出現、図Aのような所見を呈した。 ![]() FIGURES: A Which of the following is most likely responsible for this condition? 1. Heart valve vegetations 心臓弁の疣贅 2. A methicillin-resistant S. aureus infection MRSA感染 3. A recurrent deep vein thrombosis DVTの再発 4. A genetic enzyme deficiency 遺伝性酵素欠損 5. A drug allergy 薬剤アレルギー https://www.medbullets.com/step2-3-heme/21681/anticoagulants 正解 4 考察 図Aは壊死性筋膜炎を思わせるようなskin lesionであるが、 病歴から考えてワーファリン誘発性皮膚壊死:warfarin-induced skin necrosisである。 この病態はプロテインC欠損症をもつ患者で起こる。 正解は4. ワーファリン誘発性皮膚壊死は、ワーファリン投与開始後に疼痛、水疱形成、皮膚壊死が生じる。 主な危険因子はプロテインC欠損症を持つ女性。 治療:Vit Kの投与と、ワーファリン投与の中止。 抗凝固治療の継続はヘパリンで代用される。 ワーファリン誘発性皮膚壊死は抗凝固治療の稀な合併症である。 本病態は生命予後が悪く、即座のワーファリン中止を要する。 理学所見上の古典的症状は皮下出血と出血性水疱が急速に拡大することである。 選択肢について 1. Heart valve vegetations 心臓弁の疣贅 心臓弁の疣贅による塞栓も下肢虚血から似たような状態になる。 しかし、本患者の病態とは異なる。 2. A methicillin-resistant S. aureus infection MRSA感染 MRSA感染でも似た病態を呈するが、 本症例ではMRSA感染を類推する理由がない。 3. A recurrent deep vein thrombosis DVTの再発 DVTの再発は本例でも十分考えらるが、 本例のような壊死病変とは異なる。 5. A drug allergy 薬剤アレルギー ワーファリンにより本状態を引き起こすアレルギーとは考えにくい。 |
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