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微生物学 MCQ集3 (細菌各論2)
前回の続き 看護学校国家試験問題集 から 21. 誤っているのはどれか。 1. ワクチンは病原体に対する個体の自動免疫を成立させる。 2. 免疫血清注射は速効性があり治療に用いられる。 3. T 細胞は抗体を産生し体液性免疫をつかさどる。 4. 免疫グロブリン G(IgG) は母親から胎児に移行する。 22. リンパ球について正しいのはどれか。 1. B 細胞は胸線由来である。 2. 形質細胞はB 細胞から分化する。 3. T 細胞は骨髄芽細胞から分化する。 4. T 細胞は免疫グロブリンを産生する。 23. 細菌感染の診断法でないのはどれか。 a. ウィダール反応 b. ツベルクリン反応 c. ワイル・フェリックス反応 d. ポール・バンネル反応 1. a, b 2. a, d 3. b, c 4. c, d 24. 次のうち正しいものが2つある。どれか。 1. 結核菌はグラム陽性の桿菌で鞭毛を有し活発に運動する。 2. 結核菌は発育速度が速く、普通寒天培地で培養できる。 3. 培養結核菌は60℃で20~30分間の加熱、70℃で5分間の加熱、 100℃で1~2分にも耐える。 4. 緑膿菌はグラム陰性菌の桿菌で鞭毛はなく運動性がない。 5. 緑膿菌55℃1時間の加熱で死滅し、石炭酸、逆性石けんなどには抵抗性が強い。 25. 誤っているのはどれか。 1. 腸チフス菌は血中に入って増殖し菌血症を起こす。 2. サルモネラ菌は食品中で毒素を産生する毒素型食中毒菌である。 3. カンピロバクターは家畜の糞便からヒトに感染し腸炎を起こす。 4. 大腸菌には毒素を産生して病原性となるものがある。 26. 正しいのはどれか。 1. 最近、院内で分離される黄色ブドウ球菌には多剤耐性菌が増加している。 2. 健康な成人が急性肺炎に罹患した場合、起炎菌としてグラム陰性桿菌を考える。 3. マイコプラズマ肺炎はウイルスによって起こり抗生剤の効果はみられない。 4. オウム病は鳥類に広く分布するウイルスがヒトに感染して起こる肺炎である。 27. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)について誤っているのはどれか。 1. メチシリン感受性黄色ブドウ球菌より病原性が強い。 2. 健康な人の鼻腔からも検出される。 3. 健康な人では MRSA 感染症の発病は少ない。 4. 抗生剤の連用で出現しやすい。 28. 次のうち誤っているものはどれか。 1. ほとんどの細菌は人工培地で増殖可能で、2分裂増殖を行う。 2. リケッチアは保有節足動物(媒介動物)の刺傷、排泄物から感染する。 3. マイコプラズマは細胞壁を持たないので人工培地上特徴的なコロニーを作る。 4. 真菌は核膜やミトコンドリアを持たない原核細胞である。 5. クラミジアは細胞内寄生性細菌で特異的な生活環をもち宿主細胞に感染し細胞内に封入体を作り、 2分裂増殖をする。 29. ブドウ球菌について誤っているのはどれか。 1. 広く自然界に存在し、定着し易い人の皮膚や鼻粘膜に常在している。 2. その一つが表皮ブドウ球菌であって、疾病の原因菌とはならない。 3. 黄色ブドウ球菌も常在菌であるが、多種類の毒素を産生し、そのうちの腸管毒(エンテロトキシン)は、 食中毒の原因となり、通常の調理に使う100℃、30分の加熱では破壊され難い。 4. 抗生物質の普及と乱用によって多剤耐性ブドウ球菌(MRSA)が増加している。 5. 表皮ブドウ球菌も黄色ブドウ球菌も、免疫不全や抵抗力の低下した人では敗血症の原因となる。 30. 次のうち正しいのはどれか。 1. サルモネラ菌による食中毒は感染型食中毒の代表的なものの一つである。 汚染されたものを経口摂取すると、体内で細菌が増殖して食中毒を起こす。 サルモネラ菌の感染した生卵による食中毒患者が増加し注目されている。 2. 腸炎ビブリオによる食中毒は汚染生鮮魚貝類の経口摂取によって起こり、 下痢、腹痛、発熱などの症状をおこし、時に死亡することもある。 3. 黄色ブドウ球菌のは100℃、30分間の加熱でも破壊されない耐熱性毒素(エンテロトキシン)を産生し、 毒素型食中毒を起こす。 4. 大腸菌には病原性をもつものが何種類か報告されており、主として春から秋にかけて 多発する食中毒の原因となる。 5. ボツリヌス菌は芽胞を持つ嫌気性菌であり、増殖して毒素を産生する。 ボツリヌス食中毒は、重篤で死亡率の高い典型的な毒素型食中毒である。 6. キャンピロバクターによる食中毒は、主として汚染された家畜類の肉等の経口摂取によりおこり、 多くは集団発生としても報告されている。 7. 病原性大腸菌 O157 による食中毒の主な原因は、Verotoxin でこれによって2つの病型、 出血性大腸炎と溶血性尿毒症症侯群(HUS)がおこり、年少者や高齢者では死亡者が出ることがある。 a) 1, 3, 4のみ b)1, 5, 7のみ c)2, 5,7 のみ d)3, 6, 7のみ e)1~7全て正しい 31. 次の検査材料のうち、採取後冷蔵庫で保存してはいけないものはどれか。 1. 結核菌培養のための喀痰 2. サルモネラ菌培養のための下痢便 3. 細菌培養のための尿 4. インフルエンザウイルス分離のためのうがい水 5. 髄膜炎菌培養のための髄液 正解:MOREへ スポンサーリンク 解答
○ 3. マイコプラズマは細胞壁を持たないので人工培地上特徴的なコロニーを作る。 × 4. 真菌は核膜やミトコンドリアを持たない原核細胞である。 真菌は核膜やミトコンドリアを持つ真核細胞である 真核細胞
原核生物
○ 5. クラミジアは細胞内寄生性細菌で特異的な生活環をもち宿主細胞に感染し細胞内に封入体を作り、 2分裂増殖をする。 クラミジアはDNA とRNA を有し、細菌に属するが、特異な性質を有する偏性細胞内寄生性微生物である。 人口培地では増殖できず、細胞に感染して封入体を作り、その中で特異な形態変化をしながら増殖する。 感染性を持つ基本小体と増殖型の網様体、その中間体などの極めて複雑な形態をとりながら、 2分裂を繰り返した後、おおよそ48 時間後には一部の巨大化した封入体の膜は破壊され、 次に細胞膜も破壊され、クラミジア粒子が排出される。 ![]() http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_45/k01_45.html 正解 4 29. ブドウ球菌について誤っているのはどれか。 ○ 1. 広く自然界に存在し、定着し易い人の皮膚や鼻粘膜に常在している。 × 2. その一つが表皮ブドウ球菌であって、疾病の原因菌とはならない。 ○ 3. 黄色ブドウ球菌も常在菌であるが、多種類の毒素を産生し、そのうちの腸管毒(エンテロトキシン)は、 食中毒の原因となり、通常の調理に使う100℃、30分の加熱では破壊され難い。 ○ 4. 抗生物質の普及と乱用によって多剤耐性ブドウ球菌(MRSA)が増加している。 ○ 5. 表皮ブドウ球菌も黄色ブドウ球菌も、免疫不全や抵抗力の低下した人では敗血症の原因となる。 正解 2 30. 次のうち正しいのはどれか。 1. サルモネラ菌による食中毒は感染型食中毒の代表的なものの一つである。 汚染されたものを経口摂取すると、体内で細菌が増殖して食中毒を起こす。 サルモネラ菌の感染した生卵による食中毒患者が増加し注目されている。 2. 腸炎ビブリオによる食中毒は汚染生鮮魚貝類の経口摂取によって起こり、 下痢、腹痛、発熱などの症状をおこし、時に死亡することもある。 3. 黄色ブドウ球菌のは100℃、30分間の加熱でも破壊されない耐熱性毒素(エンテロトキシン)を産生し、 毒素型食中毒を起こす。 4. 大腸菌には病原性をもつものが何種類か報告されており、 主として春から秋にかけて多発する食中毒の原因となる。 5. ボツリヌス菌は芽胞を持つ嫌気性菌であり、増殖して毒素を産生する。 ボツリヌス食中毒は、重篤で死亡率の高い典型的な毒素型食中毒である。 6. キャンピロバクターによる食中毒は、主として汚染された家畜類の肉等の経口摂取によりおこり、 多くは集団発生としても報告されている。 7. 病原性大腸菌 O157 による食中毒の主な原因は、Verotoxin でこれによって2つの病型、 出血性大腸炎と溶血性尿毒症症侯群(HUS)がおこり、年少者や高齢者では死亡者が出ることがある。 a) 1, 3, 4のみ b)1, 5, 7のみ c)2, 5,7 のみ d)3, 6, 7のみ e)1~7全て正しい 正解 e 問25参照 31. 次の検査材料のうち、採取後冷蔵庫で保存してはいけないものはどれか。 1. 結核菌培養のための喀痰 2. サルモネラ菌培養のための下痢便 3. 細菌培養のための尿 4. インフルエンザウイルス分離のためのうがい水 5. 髄膜炎菌培養のための髄液 正解 5 |
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