スポンサーリンク 重症肝硬変がもたらす薬物動態学的影響 - 医療関係資格試験マニア
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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
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薬剤師国試から
この手の問題、歯科では好まれそう。
薬理:歯科に入れておきましょう。

問題

重症肝硬変がもたらす薬物動態学的影響として、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 肝細胞への酸素供給の増加
2 肝細胞への薬物取り込みの増加
3 酸性薬物の血漿中非結合形分率の増大
4 肝血流量の増加
5 CYP2C19の活性亢進


解答:MOREへ


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解答

重症肝硬変がもたらす薬物動態学的影響として、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 肝細胞への酸素供給の増加
2 肝細胞への薬物取り込みの増加
3 酸性薬物の血漿中非結合形分率の増大
4 肝血流量の増加
5 CYP2C19の活性亢進


正解 3


解説

【病態】
肝硬変とは、慢性肝障害の終末像であり、
肝細胞が線維化を起こした結果、肝小葉が偽小葉に変化した疾患である。

1 誤。
肝小葉構造が破壊されるため、肝内シャントの形成、
側副血行路の形成などの血流異常を引き起こし、肝細胞への酸素供給は低下する。

2 誤。
肝細胞の線維化によって、肝細胞への薬物取り込みが低下する。

3 正
肝細胞でのアルブミン合成が低下するため、
アルブミンと結合しやすい酸性薬物の血漿中非結合形分率の増大が起こる。

4 誤。
肝細胞が線維化を起こした結果、肝臓への血液の流入が障害されるため、肝血流量の低下が起こる。

5 誤。
肝臓での代謝機能が低下するため、CYP2C19の活性低下が起こる。
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2017/12/01 21:22 薬理:歯科 TB(-) CM(0)
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