様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
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歯科では時々出題されるいやらしい問題。
こういう問題も出るか?


問題

核内封入体を形成するウィルスはどれか。すべて選べ

a 単純ヘルペスウィルス1型
b 単純ヘルペスウィルス2型
c 狂犬病ウィルス
d 水痘・帯状疱疹ウィルス
e アデノウィルス


解答:MOREへ



 





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解答

核内封入体を形成するウィルスはどれか。すべて選べ

a 単純ヘルペスウィルス1型
b 単純ヘルペスウィルス2型
c 狂犬病ウィルス
d 水痘・帯状疱疹ウィルス
e アデノウィルス


正解 abde


核内封入体:
ウィルスはDNAウィルスに多い。
単純ヘルペスウィルス1型・2型 (HSV-1/2)、
水痘・帯状疱疹ウィルス (VZV)、アデノウィルス、ヒトパポバウィルスB19

c 狂犬病ウィルス
細胞質内封入体であるネグリ小体は有名。

xf21491_jpg_pagespeed_ic_UcKc_6kIyy.jpg 
http://vet.uga.edu/ivcvm/courses/VPAT5316/02_neuropath/09_viral/viral04.htm
狂犬病:小脳のプリキンエ細胞質内に形成された多発性封入体であるNegri小体を認める




以下は、
感染症の病理学的考え方
http://blog.livedoor.jp/garjyusaiga/archives/52376477.html から拝借、改編


ウィルス封入体は細胞内における局在と形態で分類する


ウィルス感染症の感染病巣における診断は、
個々のウィルスが感染した細胞に特徴的な形態的変化をもたらすことで診断が可能である。
その変化は細胞の種類によっても異なる。また周囲の炎症反応も異なる。
細胞の変化で最も特徴的なものは核内封入体や細胞質内封入体である。
*つまり、細胞の核や細胞質内に特徴的な形態変化を認める。


封入体inclusion bodyとは

封入体とは、
細胞の中に異常な物質の集積により形成される細胞の異なった
染色態度をとる形態学的な変化であり、正常な機能を有しない。

ある特殊なウイルスやクラミジアなどで形成されることがある。

細胞質内に形成される封入体を「細胞質内封入体」、
核内に形成される封入体を「核内封入体」、
両者に形成される封入体を「混合型封入体」と呼ぶ。


封入体の染色性、形態の違い

核内封入体には
両染性(HE染色において紫色とピンク色の両者の色調をとる)
の封入体が核内を満たすfull型

full type 
HE染色。ヘルペス脳炎に見られたHSV-1感染細胞。
Full型の核内封入体が見られる。
 http://www0.nih.go.jp/niid/pathology/HSV.html

両染性から好酸性の封入体の周囲にhaloが伴うCowdry A型が存在する。

cowdry a 
HE染色。VZV脳炎に見られたVZVの感染細胞。
Cowdry A型の核内封入体が見られる。
http://www0.nih.go.jp/niid/pathology/VZV.html


Cowdry B型は、核内封入体であり好酸性、無構造、水滴様の構造をとる。
封入体周囲はhalo (核周囲が抜けるような形態)をとらない。

viral-host-interactions-11-638.jpg 
https://www.slideshare.net/RiyazSheriff/viral-host-interactions



典型例では
Full型はHSV, JCV,
Cowdry A型はCMV, HSV,
Cowdry B型はadenovirus やpoliovirusで認められる。

*現在では、full, Cowdry type A/Bとは言うものの、
必ずしもウィルスに100%合致するものではないようである。
「XXウィルス感染を疑う」として、免疫染色やISH(後述)で確認する方が無難である。


核内封入体と細胞質内封入体

核内封入体を形成するウィルスはDNAウィルスに多い。
単純ヘルペスウィルス1型・2型 (HSV-1/2)、
水痘・帯状疱疹ウィルス (VZV)、
アデノウィルス、
ヒトパポバウィルスB19である。


細胞質内封入体を形成するのはRNAおよびDNAウィルス両者である。
RNAウィルスはレオウィルス、RSウィルス、狂犬病ウィルス(ネグリ小体)がある。
DNAウィルスはポックスウィルス(天然痘ウィルス、伝染性軟属腫ウィルス)で認める。


核内および細胞質内封入体
両者の封入体を形成するウィルスはサイトメガロウィルス、麻疹ウィルスなどがある。
しかし封入体を形成せず、潜伏細胞などを検出するためには
抗原蛋白の検出やin situ hybridizationなどにより、
直接タンパク質や核酸(DNAまたはRNA)を検出する方法をとる。
 
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2017/12/23 17:08 微生物:歯科 TB(-) CM(0)
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