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歯内療法の対策問題
![]() http://www.slideshare.net/shryfalmqdm/textbook-of-endodontics ロムニー配信28号からの転用です。 これから解いていただく 7 問は、ゆっくり考えてから答えを選ぶようにしてください。 しばしば、齲蝕の診査に「温度診」を挙げる人がいますが、これは歯髄の検査です。 このようなケアレスミスのないように注意することが、致命傷にならない秘訣です。 問1 急性全部性化膿性歯髄炎で認められるのはどれか。 2 つ選べ。( 101B-98 ) A. 打診痛 B. 拍動性自発痛 C. 電気診での閾値低下 D. 温熱刺激での疼痛緩解 E. 根尖相当部歯肉の腫脹 問2 抜髄を行う理由で正しいものはどれか。全て選べ。( 102A-58 改) A. 疼痛の除去 B. 瘻孔の閉鎖 C. 内部吸収の停止 D. 歯根破折の防止 E. 根尖性歯周炎の防止 問3 正しい組合せはどれか。3つ選べ。( 95B-34 ) A. 慢性潰瘍性歯髄炎 ―――― 直接覆髄法 B. 急性壊疽性歯髄炎 ―――― 麻酔抜髄法 C. 慢性増殖性歯髄炎 ―――― 生活断髄法 D. 急性単純性歯髄炎 ―――― 歯髄鎮痛消炎療法 E. 急性化膿性歯髄炎 ―――― 失活抜髄法 問4 感染根管治療の適応症はどれか。すべて選べ。( 94B-39 ) A. 慢性潰瘍性歯髄炎 B. 歯根肉芽腫 C. 急性根尖性歯髄炎 D. 歯根嚢胞 E. 急性壊疽性歯髄炎 問5 歯根の外部吸収の原因で誤っているのはどれか。 1 つ選べ。( 95B-29 ) A. 過剰な矯正力 B. 歯根嚢胞 C. 急性化膿性歯髄炎 D. エナメル上皮腫 E. 外傷 問6 骨置換性の歯根外部吸収で起こるのはどれか。 1 つ選べ。( 99B-50 ) A. 自発痛 B. 歯の動揺 C. 歯の挺出 D. 骨性癒着 E. ピンクスポット 問7 正しい組合せはどれか。 2 つ選べ。( 93A-42 ) A. 象牙質知覚過敏症 ―――――― 打診痛 B. 歯髄の変性 ――――――――― 無症状 C. 上行(上昇)性歯髄炎 ―――― 自発痛 D. 慢性増殖性歯髄炎 ―――――― 夜間痛 E. 急性化膿性根尖性歯髄炎 ――― 冷水痛 解答;MOREへ スポンサーリンク 問1 急性全部性化膿性歯髄炎で認められるのはどれか。 2 つ選べ。( 101B-98 ) A. 打診痛 B. 拍動性自発痛 C. 電気診での閾値低下 D. 温熱刺激での疼痛緩解 E. 根尖相当部歯肉の腫脹 答え : AB A: 歯髄と歯根膜は根尖孔で繋がっているため、全部性の歯髄炎でも打診痛が生じることがある。 B: 急性化膿性歯髄炎では、拍動性の自発痛が主な症状である。その他には、 夜間自発痛や就寝時の疼痛などがある。 C: 急性全部性化膿性歯髄炎では、歯髄組織の一部が破壊されている。従って電気診での閾値は上昇する。 D: 歯髄充血や漿液性歯髄炎では冷刺激に対して疼痛を感じるが、 化膿性歯髄炎では温熱刺激で疼痛を感じるようになる。 E: 根尖相当部歯肉の腫脹は根尖氏歯周炎でみられる症状である。 急性全部性化膿性歯髄炎ではまだ歯髄は生きており、根尖の腫脹はない。 問2 抜髄を行う理由で正しいものはどれか。全て選べ。( 102A-58 改) A. 疼痛の除去 B. 瘻孔の閉鎖 C. 内部吸収の停止 D. 歯根破折の防止 E. 根尖性歯周炎の防止 答え :ACE B: 瘻孔は慢性の根尖性歯周炎でみられる。根尖性歯周炎の場合、 患歯はすでに失活歯であるため、抜髄は適応ではない。 C: 抜髄は内部吸収の進行を停止させる唯一の方法である。 D: 失活歯は歯根破折を起こしやすくなる。 問3 正しい組合せはどれか。3つ選べ。( 95B-34 ) A. 慢性潰瘍性歯髄炎 ―――― 直接覆髄法 B. 急性壊疽性歯髄炎 ―――― 麻酔抜髄法 C. 慢性増殖性歯髄炎 ―――― 生活断髄法 D. 急性単純性歯髄炎 ―――― 歯髄鎮痛消炎療法 E. 急性化膿性歯髄炎 ―――― 失活抜髄法 答え : BCD A: 慢性潰瘍性歯髄炎は抜髄法が適応となる。直接覆髄法は偶発的な露髄に適応となる。 C: 慢性増殖性歯髄炎のように罹患歯髄が歯冠部に限局した一部性歯髄炎の場合は、 生活断髄法を行うことも可能である。 D: 初期の単純性歯髄炎は可逆性であるので、歯髄鎮痛消炎療法で様子を見る。 E: 急性歯髄炎に失活剤を使用すると、疼痛を増悪させてしまうため、行ってはならない。 問4 感染根管治療の適応症はどれか。すべて選べ。( 94B-39 ) A. 慢性潰瘍性歯髄炎 B. 歯根肉芽腫 C. 急性根尖性歯髄炎 D. 歯根嚢胞 E. 急性壊疽性歯髄炎 答え : BCD A: 慢性潰瘍性歯髄炎は歯髄炎なので抜髄法の適応症である。 B: 歯根肉芽腫は根尖性歯周炎なので感染根管治療の適応症である。 C: 急性根尖性歯周炎は根尖性歯周炎なので感染根管治療の適応症である。 D: 歯根嚢胞は慢性の根尖性歯周炎なので感染根管治療の適応症である。 E: 急性壊疽性歯髄炎は歯髄炎なので抜髄法の適応症である。 問5 歯根の外部吸収の原因で誤っているのはどれか。 1 つ選べ。( 95B-29 ) A. 過剰な矯正力 B. 歯根嚢胞 C. 急性化膿性歯髄炎 D. エナメル上皮腫 E. 外傷 答え : C 歯髄腔内の炎症では外部吸収は生じない。 問6 骨置換性の歯根外部吸収で起こるのはどれか。 1 つ選べ。( 99B-50 ) A. 自発痛 B. 歯の動揺 C. 歯の挺出 D. 骨性癒着 E. ピンクスポット 答え :D A: 歯根の外部吸収が生じても自発痛は生じない。ほとんど無症状で経過する。 B ・ D: 本問の場合、吸収された部分が骨に置き換わる外部吸収なので、 歯根と歯槽骨は癒着し、動揺は生じない。 C: 外部吸収が生じても、挺出は起こらない。 E: ピンクスポットは内部吸収で生じる現象である。内部吸収が進行すると、歯質が薄くなり、 肉芽組織が透けて見えてくるためである。 問7 正しい組合せはどれか。 2 つ選べ。( 93A-42 ) A. 象牙質知覚過敏症 ―――――― 打診痛 B. 歯髄の変性 ――――――――― 無症状 C. 上行(上昇)性歯髄炎 ―――― 自発痛 D. 慢性増殖性歯髄炎 ―――――― 夜間痛 E. 急性化膿性根尖性歯髄炎 ――― 冷水痛 答え : BC C: ほとんど無症状に経過するが、歯髄壊疽に陥っていたものが急性根尖性歯髄炎を惹起すると激痛をきたし、 この段階で患者に自覚される。 |
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