> 脳梗塞後の心房細動患者でのワルファリンの有用性 - 医療関係資格試験マニア
FC2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
18位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
3位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
脳梗塞後の心房細動患者でのワルファリンの有用性
CareNet 2015/08/18配信


webmd_rf_photo_of_atrial_fibrillation.jpg 

http://www.webmd.com/heart-disease/atrial-fibrillation/ss/slideshow-af-overview


虚血性脳卒中を呈した心房細動患者に対するワルファリン投与は、
長期臨床的アウトカムや自宅生活の期間を改善することが明らかにされた。

米国・デューク臨床研究所のYing Xian氏らが、観察研究の結果、報告した。

ワルファリンは、心房細動患者の血栓塞栓症予防のために使用が推奨されている。
その根拠は、選択された患者集団での臨床試験に基づくものであり、
試験設定以外(リアルワールド)の心房細動については、
ワルファリンの投与および臨床的な有益性は確認されておらず、
とくに、虚血性脳卒中を呈した高齢者において不明であった。

BMJ誌オンライン版2015年7月31日号掲載の報告。

虚血性脳卒中で入院したワルファリン未治療心房細動患者1万2,552例を追跡

研究グループは、心房細動患者で虚血性脳卒中後のワルファリン治療と長期アウトカムの関連を、地域医療ベースで評価した。
検討は、2009~2011年にGet With The Guidelines (GWTG)-Strokeプログラムに参加した米国内1,487病院の協力を得て、
虚血性脳卒中で入院したワルファリン未治療の心房細動患者1万2,552例の参加を得て行われた。

退院時にワルファリンを処方された患者と、
あらゆる経口抗凝固薬が未処方であった患者を比較し、
メディケア報酬支払記録とリンクして長期的アウトカムを評価した。

アウトカムは患者評価をベースとし、
退院後継続的ケアを受けることなく暮らした総日数と定義して、
主要有害心イベント(MACE)と自宅で暮らした期間を評価した。

治療群間で観察された特性のあらゆる差について、傾向スコア逆確率加重法を用いて検証した。


退院時ワルファリン治療群のほうがMACEリスク低下、自宅生活期間が長期

1万2,552例のうち、
退院時ワルファリン治療群:1万1,039例(88%) 、
経口抗凝固薬未治療患者:1,513例。

ワルファリン治療群のほうが、年齢はわずかに若く(平均80.1 vs.83.1歳)、
脳卒中(14.8 vs.20.6%)や冠動脈疾患(30.8 vs.37.1%)の既往が少ないように思われたが、
National Institutes of Health Stroke Scale評価の脳卒中の重症度は同程度であった(中央値6 vs.5)。

経口抗凝固薬未治療患者と比較して、
ワルファリン治療群は、
退院後2年間の自宅で暮らしている期間(施設ケアとの対比による)が有意に長期間であった。
平均期間は治療群468.3日 vs.未治療群389.0日で、
補正後の差は47.6日(99%信頼区間[CI]:26.9~68.2日、p<0.001)であった。

また、ワルファリン治療群は、MACEの発生リスク(補正後ハザード比:0.87、99%CI:0.78~0.98、p=0.003)、
全死因死亡(同:0.72、0.63~0.84)、
虚血性脳卒中の再発(同:0.63、0.48~0.83)についても有意な低下が認められた。

これらの差は、年齢、性別、脳卒中の重症度、冠動脈疾患と脳卒中の既往歴の別でみた
臨床的に意義のあるサブグループでも一貫してみられた。

原著:Xian Y, et al. BMJ. 2015;351:h3786.


いずれにしても、RCTのようなきれいな比較試験でなく単純なcohort studyにおいても、
afを持つ患者で脳梗塞発症後にもワーファリン投与が虚血性脳卒中の再発予防に有効であるということ。

関連記事

スポンサーリンク

2015/08/25 06:00 老年医学・認知症 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: