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医師国試ではあるが、歯科でも参考になるでしょう。
ということで、歯科カテゴリーに入れておきます。 医師国家試験過去問データベース から 110D9 検査の解釈において正しいのはどれか。 a 尿素窒素〈BUN〉/血清クレアチニン比の上昇は腎実質障害を示唆する。 b 高尿酸血症の病型鑑別に尿酸排泄率〈FEUA〉は有用ではない。 c 尿素窒素〈BUN〉は上部消化管出血があると上昇する。 d 白血球数の推移は水分過不足の良いマーカーである。 e 血清尿酸値の低下は脱水を示唆する。 解答:MOREへ スポンサーリンク 検査の解釈において正しいのはどれか。 a 尿素窒素〈BUN〉/血清クレアチニン比の上昇は腎実質障害を示唆する。 b 高尿酸血症の病型鑑別に尿酸排泄率〈FEUA〉は有用ではない。 c 尿素窒素〈BUN〉は上部消化管出血があると上昇する。 d 白血球数の推移は水分過不足の良いマーカーである。 e 血清尿酸値の低下は脱水を示唆する。 解答: c 110D9の解説 a 血清BUN/クレアチニン比の上昇は脱水や消化管出血などを示唆する。 以下は、http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/161.html から 食事で摂取した蛋白や組織蛋白は分解されてアミノ酸となります。 アミノ酸の分解産物であるアンモニアは肝臓で代謝されて尿素が生成されます。 血中に放出された尿素は腎糸球体で濾過され、一部尿細管で再吸収されて尿中に排泄されます。 BUNは血液中の尿素に含まれる窒素量(UN;尿素窒素)を測定しています。 BUNの異常は主に腎からの排泄異常すなわち腎機能を反映しますが、 脱水、心不全、食事の蛋白量、消化管出血、肝疾患など腎外性因子にも強く影響を受けます。 また、BUNは糸球体濾過率(GFR)が30%前後に低下してはじめて上昇するといわれるため、 腎機能検査のスクリーニングとしてはクレアチニンと併せて測定し、 BUNが高値の場合にはBUN/Cre比を計算することにより、 腎外性因子の影響の程度を推定でき、診断や治療に役立ちます。 BUN/Cre比 10以上:脱水などの腎外性因子 10以下:低蛋白食、腎透析後 BUNには生理的変動もみられ、 性別では男性に比べて女性は10~20%低値、 年齢では小児は成人に比べて低値を示す傾向があり、 加齢、特に60歳以上では高値となります。 摂食と代謝更新のため、日中高値夜間低値の日内変動を示します。 高蛋白摂取時や激しい運動で上昇します。 よって、経過を追って厳密な値の変化を知りたい場合は早朝空腹時に採血します。
b 生産過剰なのか、排泄低下なのか、の病型鑑別にFEUAは有用である。 c 正しい。 aで示したとおり。 d 血液の希釈や濃縮の指標としてはヘマトクリットや血清尿酸値が用いられる。 e dで示したように、脱水時には濃縮により血清尿酸値が上昇する。 |
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