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母斑症などに関する症例問題。
簡単な部類であろう。 正答以外の選択肢についても、再度完璧に! 110C121 11歳の女児。咬み合わせの違和感を主訴として来院した。 出生直後から顔面部に色調の異常がみられ、 成長とともに目立ってきたという。 幼児期からフェニトインを服用している。 初診時の下顔面の写真(別冊No. 19A)と 口腔内写真(別冊No.19B)を別に示す。 疑われる疾患はどれか。1つ選べ。 ![]() a 神経線維腫症 b 先天性表皮水疱症 c 基底細胞母斑症候群 d Sturge-Weber 症候群 e Peutz-Jeghers 症候群 解答:MOREへ スポンサーリンク 11歳の女児。咬み合わせの違和感を主訴として来院した。 出生直後から顔面部に色調の異常がみられ、 成長とともに目立ってきたという。 幼児期からフェニトインを服用している。 初診時の下顔面の写真(別冊No. 19A)と 口腔内写真(別冊No.19B)を別に示す。 疑われる疾患はどれか。1つ選べ。 ![]() a 神経線維腫症 b 先天性表皮水疱症 c 基底細胞母斑症候群 d Sturge-Weber 症候群 e Peutz-Jeghers 症候群 正解 d 三叉神経領域の片側性血管腫 port wine nevusという特徴から、 母斑症の中でも、d Sturge-Weber 症候群 であろう。 写真Bでは、フェニトインによる歯肉増殖なんでしょうか? a 神経線維腫症 カフェオレ スポットや、多発性の線維腫も認めない。 b 先天性表皮水疱症 四肢末梢や大関節部などの外力を受けやすい部位に、軽微な外力により水疱やびらんを生ずる。 水疱・びらん自体は、比較的速やかに治癒し、治癒後、瘢痕も皮膚萎縮も残さないものもあるが、 難治性で治癒後に瘢痕を残すものもある。 合併症としては、皮膚悪性腫瘍、食道狭窄、幽門狭窄、栄養不良、貧血(主に鉄欠乏性)、関節拘縮、 成長発育遅延などがあり、特に重症型において問題になることが多い。 (http://www.nanbyou.or.jp/entry/5339 より) 栄養障害型. は,特 に皮膚および粘膜に瘢痕のために萎縮が生じて 開口障害を伴い、 口 腔衛生管理は不. 十分 となり、多 数歯にわたって重度の齲蝕発症が みられる。 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspd1963/26/4/26_805/_pdf から) ![]() 本症での口腔病変 http://www.dermis.net/dermisroot/ja/40900/image.htm ![]() http://www.dermis.net/dermisroot/ja/41005/image.htm ということで、全然異なるでしょう。 c 基底細胞母斑症候群 Gorlin-Goltz症 特徴: 顎に多発する角化嚢胞や基底細胞癌 患者の約60%は,巨頭症,前額部の瘤,粗野な顔貌,顔面の稗粒腫を呈した疾患特有の外観を有する. 骨格異常(二分肋骨,楔形の椎骨など)のある患者がほとんどである. 異所性石灰化がとりわけ大脳鎌に生じやすく,20歳までに患者の90%超に認める. 心線維腫は患者の約2%に,卵巣線維腫は約20%に発症する. 基底細胞母斑症候群の患児の約5%が髄芽腫(未分化神経外胚葉性腫瘍[PNET])を発症する. (http://grj.umin.jp/grj/nbccs.htm から) 病理ポイント集5:口腔病理 各論2参照e Peutz-Jeghers 症候群 これも、口唇や口腔内などのpigmentationもなく違うでしょう。 ![]() 特徴: 1. 大腸や胃や小腸に過誤腫性のポリープを生じる。 2. 常染色体性優性遺伝である。癌化の報告はある。 3. 口腔、口唇、手掌、足蹠の色素斑が特徴的である。 4. 多数のポリープが認められることが特徴である。 (http://www.ne.jp/asahi/ishizuchi/hoshi/PJS.html より) |
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