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今日は108回医師国試問題から、心電図異常の問題です。
昔からよく出されるパターンでしょう。

ECGHome2_default.jpg
http://learning.bmj.com/learning/module-intro/.html?moduleId=10042584


108I-20

108i20.jpg
108ig4.jpg









解答:MOREへ


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解答


108i20.jpg

108I-20.jpg

正解:d

以下は108回医師国試掲示板 i-Clip http://bbs.icrip.jp/forums/topic/108i-20/
のコメントから

循環器内科医から見れば3秒でd以外あり得ません。

但し、2度房室ブロックといえばWenchebachやMobitzのように
たまにRR間隔が延長する心電図で勉強されている学生さんにとっては
少しいやらしい出題であるのは間違いないでしょう。

2:1の房室ブロックは2度房室ブロックに入ります。

他の選択肢が論外なので消去法で何とかなるかも知れませんが、
3度房室ブロックと勘違いし心室固有調律を選んだ学生さんは残念です
(よく勉強されていると思いますが)。

心電図上のQRSは直前のPと対応している
(PR間隔がすべて等しい)ので「心室固有」調律ではありません。

このような心電図、臨床ではしばしばあります。
症状や心不全があればペースメーカの適応になります。



以下は
心電図でみる房室ブロック(AVブロック)の特徴 | ナースプレス | ナース専科 
http://nurse-senka.jp/contents/press/215693/
から引用したものです。
AV blockについてよくまとまっていたので、提示しておきます。
一部改編してます。


心電図でみる房室ブロック(AVブロック)の特徴

房室ブロックは重症度によって5つに分けられます。波形を見ながら、違いを知っておきましょう。


I 度

 fu41.gif

PQ間隔の延長


Ⅱ度 ウェンケバッハ型

fu42.gif 

PQ間隔が徐々に延長し、P波がQRS波につながらなくなるが元に戻り、PQ間隔も短くなる


Ⅱ度 モビッツⅡ型

fu43.gif 

QRSが突然なくなる


Ⅱ度 高度房室ブロック

 fu45.gif

モビッツII型で2対1、3対1の房室伝導比となるもの
本問題では、まさにこのタイプといえそうです。


Ⅲ度房室ブロック(完全房室ブロック)


fu44.gif
 

P波とQRS波がまったく無関係に現れている



房室ブロックの特徴についてまとめました。


どんな不整脈?

心房から心室の電気的興奮の伝導が障害され、徐脈となります。

迷走神経が原因で起こるとされています。
迷走神経は夜間に活発になるため、夜間に発作を起こしやすい とされています。

房室ブロックは、表1のように分類され、
I 度房室ブロック・Ⅱ度房室ブロック(ウェンケバッハ型)は健康な人にもみられますが、
モビッツⅡ型、高度房室ブロック、Ⅲ度房室ブロックは心室細動に移行しやすく危険です。

ただし、軽度の房室ブロックが重症化することもあり得ますので注意を要します。

また、房室ブロックに完全右脚ブロックと左脚前枝ブロックの合併があると
完全房室ブロックに移行しやすい
とされています。

fu40.gif 
                            表1


どんな危険がある?

●モビッツⅡ型以上の房室ブロックは心室細動などの致死性不整脈に移行しやすい
●高度房室ブロックは脳虚血を招きやすい
●睡眠時に重症化しやすい


危険なサインは?

●心電図でPQ間の異常(モビッツⅡ型、高度房室ブロック、Ⅲ度房室ブロック)
●動悸、失神発作、脈拍不整


主な症状

●アダムス・ストークス発作
●心不全症状
●易疲労性


主な原因

●迷走神経刺激
●薬物(β遮断薬、ジギタリス、Ca拮抗薬
●加齢
●心筋梗塞・異型狭心症・心筋炎・先天性心疾患などの心疾患
●高カリウム血症
●心サルコイドーシス
●甲状腺機能低下症など


主な治療
●心臓電気生理学的検査(EPS)で重症度を判定する
●1.5秒程度の停止は軽度とされる
●失神発作の既往があれば、ペースメーカー植込み術適応となる
●原則として3秒以上の停止があればペースメーカー植込み術適応となる


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2015/08/28 22:33 循環器 TB(-) CM(2)
コメント
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2016/03/10 20:39   [ 編集 ]
御礼
ご指摘ありがとうございます。
その通りです。

ECGシェーマ変えておきました。
2016/03/17 22:19 かず URL [ 編集 ]















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