スポンサーリンク 口腔内感染病変:108医A56 - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
医師国家試験過去問データベース から


108医A56
21歳の女性。
5日前から持続する咽頭痛を主訴に来院した。
開口は25mmで嚥下困難を認めた。呼吸困難はない。
体温38.0℃。脈拍92/分、整。血圧120/80mmHg。
血液所見:赤血球353万、Hb 10.9g/dL、Ht 33%、
白血球17,400(桿状核好中球15%、分葉核好中球72%、単球4%、リンパ球9%)、
血小板33万。CRP 15mg/dL。
口腔内の写真(A)と頸部造影CT(B、C)とを別に示す。
対応として適切なのはどれか。2つ選べ。


108A-56A.jpg 
A

108A-56B.jpg
B

108A-56C.jpg
C

a 気管挿管
b 抗菌薬投与
c 咽頭切開排膿
d 抗ウイルス薬投与
e 経皮的頸部穿刺排膿


解答:MOREへ

スポンサーリンク


解答


解答: b,c

108A56の解説


「開口障害」と写真Aからみてとれる「口蓋垂偏位」から何を考えるべきか、
という点については104A14にて出題あり。
単なる急性扁桃炎ではなく、扁桃周囲膿瘍だと診断できる。
画像B, Cでも左方に膿瘍が指摘できる。

a 「呼吸困難はない」とあり、気管挿管は不要。

b 正しい。細菌感染が原因であるため、抗菌薬投与が有効。

c 正しい。膿瘍に対し、切開排膿を行う。

d ウイルス感染ではないため、無効。

e 経口腔的に切開排膿できるため、あえて経皮的にアプローチする意味は無い。


110回歯科国試の症例型の問題。
実際の写真をみて印象づけましょう。

110A109
扁桃周囲膿瘍の範囲の評価に有効なのはどれか。2つ選べ。

a MRI
b 造影CT
c シンチグラフィ
d 歯科用コーンビームCT
e パノラマエックス線検査



関連記事
2018/01/17 22:37 口腔外科 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: