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昨年の歯科国試には、栄養評価法としてSGA (Subjective Global Assessment)が出ました。
今年は、MNAなど別の評価方法が出るのでは?と思い、
以下のような問題を作成してみました。
当たれば、国試受験生からは絶賛されるところですが。


問題1
以下のうち、栄養評価に使われるものはどれか。3つ選べ。

a SF36
b SGA
c MNA
d MUST
e FIM


問題2
SGA (Subjective Global Assessment)と
MNA-SF(Mini Nutritional Assessment-short fom)
に共通しない項目はどれか。1つ選べ。

a 食事量
b 体重変化
c 活動性
d 精神的問題(認知面)
e 身体所見





関連記事:

 MNA(mini nutritional assessment)

SGA (110歯C77)とCGA (111医E23)




解答:MOREへ

関連記事(一部広告含む)


解答


問題1
以下のうち、栄養評価に使われるものはどれか。3つ選べ。

a SF36
b SGA
c MNA
d MUST
e FIM

正解 bcd

a SF36:自己記入方式によるQOL評価

リハビリ専門医・認定臨床医試験問題(2016)

の問題3で説明。

e FIM:BI(Bartel Index)と並ぶADL評価方法

FIMに関する問題 3題 (リハ専門医試験)

参照


b SGA
c MNA
d MUST
はすべて簡易栄養評価方法。

以下の記事を引用改編して栄養評価方法について簡単に述べておく。

早川麻理子ほか:栄養アセスメントツールの対象患者と効果的な活用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspen/25/2/25_2_581/_pdf



栄養アセスメントツール



栄養アセスメントは、
主観的包括的アセスメント(Subjective Global Assessment, SGA)のような簡易的なアセスメントと
臨床検査や身体計測など各種検査データを用いる客観的アセスメント(objective dataassessment, ODA)
に分けられる。

簡易的なアセスメントには、SGAのほかに、
成人を対象とした
MUST(Malnutrition Universal ScreeningTool)
NRS(Nutritional Risk Score)
MST(Malnutrition Screening Tool)

高齢者を対象とした
簡易栄養状態評価表MNA(Mini NutritionalAssessment)、
GNRI (Geriatric Nutritional Risk ndex)
などがある。

表1に示すように、ツールによって項目が異なるが、
GNRIを除いた全てのツールにおいて体重減少と食事量の減少を項目に含んでいることからも、
体重減少と食事量の減少は、特に重要なアセスメント項目であることは明らかである。

以下に、栄養評価方法について簡単に。

SGA:
栄養歴と身体所見から主観的に栄養状態を評価する方法で、主として医療スタッフ側の印象により、
栄養状態を
「栄養状態良好A(但しリスク有り)」、
「中等度の栄養不良(または栄養不良の疑い)B」
「高度の栄養不良C」の 3段階で評価する。
消化管症状、身体機能、疾患、疾患と栄養必要量の関係、
身体検査(皮下脂肪の減少、筋肉量の減少、浮腫、腹水)の項目を含み、栄養障害の原因が同定し易い。

MNA:
全体が18項目で構成され、最初の6項目でスクリーニングを行い、
11ポイント以下であれば、あとの12 項目へ進み、総合評価として3 段階に分けられる。
認知症や日常生活の評価、服薬状況の項目もあり、在宅や通院している高齢者の栄養評価法の一つと考えられる。

MUST:
BMI(>20kg/m2:0点、18. 5 ~ 20kg/m2:1点、< 18.5kg/m2:2点)、
過去3 ~ 6 ヵ月間の体重減少率(< 5%:0点、5 ~ 10%:1点、> 10%:2点)、
5日間以上の栄養摂取障害疾患(無:0点、有:2点)から、低リスク(0点)、中等度リスク(1点)、高リスク(2点)
に栄養障害リスクのレベルを評価し、介入を3段階に分けている。
低リスクは、週1回のスクリーニング、中等度リスクは、要観察で改善が見られなければ介入する、
高リスクは、栄養士またはNSTによる積極的な介入が必要とされている。

NRS:
BMI < 20. 5 kg/m2、過去3ヵ月間の体重減少、
1週間以内の食事量の減少、
重篤な疾患の有無を調べて、
ひとつでも該当している場合、
さらに体重減少あるいはBMI、
食事摂取量から栄養障害の重症度を4段階(無:0
点、軽度:1点、中等度:2点、高度:3点)に分け、
また疾患から侵襲度を4段階(無:0点、軽度:1点、中等度:2点、高度:3点)で評価し、
70 歳以上は1 点加算する。
合計が3点を超える場合に、積極的な栄養管理が必要としている。

MST:
体重減少(無:0点、有:1点)、体重減少量(:0点、:1点、:2点、:3点、:4点、:2点)、
食欲低下(無:0点、有:1点)を点数化してスクリーニングを行い、
低リスク(MST:0 ~1)、中等度リスク(MST:2 ~ 3)、高リスク(MST:4 ~ 5)の3段階で評価する。
その評価により、低リスクの場合には、入院期間が7日以上であれば週1回スクリーニングを行う、
中等度リスクの場合には、48 ~ 72時間以内に管理栄養士に相談する、
高リスクの場合には、24時間以内に管理栄養士に相談するというシステムである。




表1
IMG_2674.jpg 
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspen/25/2/25_2_581/_pdf の一部を写真撮影


以上MUST、NRS、MST、SGAおよびMNAは、血液検査を必要とせず、
問診と身体計測で簡便に栄養評価を実施できる簡易的アセスメントである。


GNRI:
65歳以上を対象に、
理想体重比(%IBW: % ideal body weight)と血清アルブミンを用いた栄養評価法で、
GNRI=〔1.489×血清アルブミン値(g/L)+41. 7×%I BW〕より算出する。
重大なリスクあり(GNRI:< 82)、
中等度のリスクあり(GNRI:82 <92)、
軽度のリスクあり(GNRI:92 ≦ 98)、
リスクなし(GNRI:> 98)の4段階に分けられ、
誤嚥性肺炎や褥瘡などの栄養障害に関連した合併症の指標となることが知られており、
入院中の高齢患者に対する定期評価として有用性が高い。


*********************************


問題2
SGA (Subjective Global Assessment)とMNA-SF(Mini Nutritional Assessment-short fom)
に共通しない項目はどれか。1つ選べ。

a 食事量
b 体重変化
c 活動性
d 精神的問題(認知面)
e 身体所見

正解 d


問題1でも述べたが、MNAとSGAの各項目を表にまとめると以下のようになる。

表で明らかなように、
神経・精神的問題の有無(うつ、認知面)のみ、
MNA-SFにしかない評価項目である。

また、
MNAは高齢者用の簡易栄養ツール
SGAは全年齢層に使えるツール
も覚えておくべきでしょう。

MNA-SF SGA 
高齢者の簡易栄養評価 すべての年齢層の栄養評価 
 評価 評価
食事量0,1,2食事摂取量・内容の変化3段階
体重減少0,1,12,3体重の変化3段階
歩行機能0,1,2活動性3段階
精神的ストレス、急性疾患の有無0.2消化器症状の有無3段階
  疾患と栄養必要量 
神経・精神的問題の有無(うつ、認知面0,1,2  
BMI、または0,1,2,3身体所見(皮下脂肪の喪失、筋肉喪失4段階
ふからはぎの周囲径 くるぶし部浮腫) 
評価方法 評価方法 
 MAX 14  
栄養状態良好12~141項目でも問題あれば、 
低栄養の恐れあり8~11さらに詳しく評価 
低栄養 0-7  


ほか、以下のサイトも参照に

MNA®-SFとリハ栄養
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2010/04/mna-sf.html

http://tfcnst.s500.xrea.com/?page_id=1364

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2018/01/24 06:03 老年医学・認知症 TB(-) CM(0)
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