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https://medu4.com/108D1 から
![]() http://dependent.ansewerd.com/entry16.html から 108D1 アルコール依存症の治療について適切なのはどれか。 a 断酒会は匿名参加が原則である。 b 断酒より容易な節酒を目標とする。 c 離脱症状にベンゾジアゼピン系薬を投与する。 d 脳症の予防としてビタミンDを大量に投与する。 e 抗酒薬を患者に知らせず家族に食事に混ぜさせる。 解答:MOREへ スポンサーリンク 正解 c 解説 アルコール依存症は実臨床でも良く出くわす疾患です。 常用的に飲酒をしている方が断酒すると、 アルコールせん妄(離脱症状)が出現しますし、 また精神依存も強いことも相まって 依存状態から脱するのは極めて困難になることが多いです。 治療として重要になるのが、 (1)離脱、 (2)脳症なので、 両者のアプローチについて確認しましょう。 (1)アルコールせん妄の治療 アルコールは脳内のGABAA受容体に結合します。 GABAA受容体といえばベンゾジアゼピン系が結合することでも有名です。 この性質を利用して、断酒によって急にアルコールが代謝されていく過程において、 アルコールの代わりにベンゾジアゼピン系薬剤がGABAA受容体に結合することで、 GABAA受容体のもたらす影響を抑え込みます。 その結果、離脱症状を避けることができるのです。 現場ではジアゼパムを使用することが多いです。 (2)脳症の予防 アルコール依存がもたらす脳症としては、Wernicke脳症が挙げられます。 これはビタミンB1が不足することが原因となるので、 ビタミンB1を投与することで脳症の予防をすることができます。 <選択肢考察> a アルコール依存症者匿名の会では匿名参加が原則ですが、 一般的な断酒会は匿名参加とは限りません。 b 節酒が出来ていれば依存症にはならないので、徹底的に断酒を目指します。 c 上述の通り、ベンゾジアゼピン系がGABAAに結合し、離脱症状を抑制します。 d ビタミンDではなく、ビタミンB1が正しい e 家族がこっそりと嫌酒薬を服用させているところが問題ではありますが、 薬理作用的な観点からすれば次のような説明になります。 抗酒薬の主作用は、アセトアルデヒド脱水素酵素阻害です。 アルデヒドが余計に蓄積するので、抗酒薬服用後の飲酒は禁忌となります。 解説:日経メディカル 1日1問医師国試 から 改編 |
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