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111回歯科から、Flu A型 ウィルスの問題

111A41

A型インフルエンザウィルスの標的細胞への結合に関与するのはどれか。
1つ選べ。

a エステラーゼ
b ヘマグルチニン
c カプシド蛋白
d DNA ポリメラーゼ
e RNA ポリメラーゼ


解答:MOREへ

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解答

A型インフルエンザウィルスの標的細胞への結合に関与するのはどれか。
1つ選べ。

a エステラーゼ
b ヘマグルチニン
c カプシド蛋白
d DNA ポリメラーゼ
e RNA ポリメラーゼ


正解 b


bかcかで迷う方もいるのかしら?

インフルエンザウィルスにはスパイク状の突起が2種類ある。

ヘムアグルチニン (HA)

ノイラミニダーゼ (N)

hkdqj2000007dkrp.gif 

https://www.bdj.co.jp/safety/articles/ignazzo/hkdqj2000007dkl4.html から


Flu ウイルスはこのヘマグルチニンの働きによって細胞に感染する。


220px-Influenzavirus_Prolif.png 
インフルエンザウイルス表面のHAが標的細胞膜のシアル酸に結合し、
細胞内に取り込まれる (Wikipedia)



よって、bが正解。


c カプシド蛋白

カプシド(capsid)は、
ウイルスゲノムを取り囲むタンパク質の殻のことを指し、
カプソメアによって構成されている。

つまり、カプシドはウィルス表面ではなく、もっと深いところに存在する。
当然ながら、宿主となる標的細胞との結合には関与しえないだろう。

sub-aaa4.gif

https://kusuri-jouhou.com/microbe/virus.html から

上のサイトも有用でしょう。


d DNA ポリメラーゼ
e RNA ポリメラーゼ
は、ウィルスが細胞内に入ってから、ウィルス増殖に関与する。


a エステラーゼ

Wikipediaによると、

エステラーゼ(Esterase)は、
エステルを水との化学反応で酸とアルコールに分解する加水分解酵素である。

基質特異性やタンパク質構造、生理学的機能に応じて、
広い範囲の様々なエステラーゼが存在する。

インフルエンザウィルスの標的細胞への結合に関与するわけではない。
問題外の選択肢だろう。


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2018/03/11 23:36 微生物:歯科 TB(-) CM(0)
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