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Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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生理学のみを拝借、再編集
http://archives.mag2.com/0001494170/

41kzr3OknTL__SX347_BO1,204,203,200_

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1) ホルモンと産生器官との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。(生理学)
a インスリン――――――――――――――膵 臓
b ガストリン――――――――――――――甲状腺
c バソプレシン―――――――――――――下垂体後葉
d カルシトニン―――――――――――――副甲状腺
e アルドステロン――――――――――――副腎髄質


2) 唾液の分泌速度が上昇するほど増加するのはどれか。すべて選べ。(生理学)

a K+
b Cl-
c Na+
d HCO3-
e 唾液pH


3)味覚で正しいのはどれか。すべて選べ。(生理学)

a 濾紙ディスク法を検査に用いる。
b うま味成分はグルタミン酸ナトリウムである。
c 有郭乳頭の味覚は舌咽神経が支配する。
d 伝導路は視床後外側腹側核を通過する。
e 五基本味で閾値が最も低いのは酸味である。


解答:MOREへ

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解答


1) ホルモンと産生器官との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。(生理学)
a インスリン――――――――――――――膵 臓
b ガストリン――――――――――――――甲状腺
c バソプレシン―――――――――――――下垂体後葉
d カルシトニン―――――――――――――副甲状腺
e アルドステロン――――――――――――副腎髄質


解答:a,c



~ホルモン~

視床下部:副甲状腺・甲状腺・性腺刺激ホルモンの刺激因子、ソマトスタチン(成長ホルモン抑制)

脳下垂体前葉:視床下部からの刺激を受け、副甲状腺・甲状腺・刺激ホルモン・成長ホルモンを放出

脳下垂体後葉:バソプレシン(尿細管での水再吸収促進、血圧上昇)、オキシトシン(射乳など)。

甲状腺:
 傍濾胞細胞カルシトニン(破骨細胞抑制、血清Ca濃度低下)
 濾胞上皮細胞チロキシン・トリヨードサイロ二ン(代謝の亢進)。

上皮小体(副甲状腺):パラソルモン(破骨細胞活性化、血清Ca濃度上昇)。

膵臓:
グルカゴン(α細胞・グリコーゲン分解促進=血糖値上昇)
インスリン(β細胞・グリコーゲン分解抑制、血糖値低下)

副腎髄質:アドレナリン・ノルアドレナリン

副腎皮質:
コルチゾール(抗炎症・ストレスに抵抗)、
アルドステロン(尿細管におけるNa、K、Cl、水の再吸収促進)

腎臓:活性型ビタミンD3(血清Ca濃度上昇)


2) 唾液の分泌速度が上昇するほど増加するのはどれか。すべて選べ。(生理学)

a K+
b Cl-
c Na+
d HCO3-
e 唾液pH


解答:c,d,e

解説:
生理学から、唾液の分泌速度とイオン濃度などの関係に関する出題です。
卒業試験、国家試験で頻出ですので、確実な理解が要求されます。


~唾液分泌速度とイオン濃度などの関係~

唾液分泌速度が上昇すると…(刺激時唾液を想像してください)

増加・上昇するもの:
Na+、Cl-(再吸収の度合いが低下するため)
HCO3-(代謝が高まっているため) 
唾液pH(HCO3-が増加するため) 
         
減少するもの:
K+(唾液中への分泌が低下するため)


3)味覚で正しいのはどれか。すべて選べ。(生理学)

a 濾紙ディスク法を検査に用いる。
b うま味成分はグルタミン酸ナトリウムである。
c 有郭乳頭の味覚は舌咽神経が支配する。
d 伝導路は視床後外側腹側核を通過する。
e 五基本味で閾値が最も低いのは酸味である。


解答:a,b,c

解説:生理学より、味覚についての出題です。

~味覚~

・味細胞の寿命は約10日間

・五基本味 
甘味(ショ糖)・苦味(キニーネ)・塩味(塩化ナトリウム)・酸味・うま味
(閾値が最も低いのは苦味)

・うま味の成分はグルタミン酸ナトリウムである

・味覚の伝導路:鼓索神経→孤束核(延髄)→視床後内側腹側核(VPM)
 (視床後外側腹側核は痛覚の伝導路に含まれます。)

・味覚試験:濾紙ディスク法

解剖学的なこと、組織学的なことも含めてここで押さえておきましょう。

mikaku sinkei 

http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2004_14453/slides/10/index_21.html

味覚:上記スライド集を参照


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2018/03/31 19:02 生理:歯科 TB(-) CM(0)
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