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Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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生化学のみを拝借、再編集
http://archives.mag2.com/0001494170/

 
51YFL3FqkhL__SX376_BO1,204,203,200_ 

https://www.amazon.com/Textbook-Biochemistry-Nursing-Pharmacy-Students/dp/818448531X



1)エナメル質で正しいのはどれか。1つ選べ。(生化学)

a エナメル質にはコラーゲンが存在する。
b エナメル質の石灰化は一段階で行われる。
c エナメリンは成熟エナメル質には存在しない。
d アメロゲニンはエナメライシン(MMP-20)により分解される。
e ハイドロキシアパタイトの化学式はCa2(PO4)6(OH)10である。


2)細菌のペプチドグリカンを分解するのはどれか。1つ選べ。(生化学)

a ムチン
b シスチジン
c スタテリン
d リゾチーム
e ラクトフェリン


3)軟骨に存在するプロテオグリカンはどれか。1つ選べ。(生化学)

a デコリン
b ルミカン
c アグリカン
d パールカン
e ビグリカン


4)生体内でコレステロールから合成されるのはどれか。2つ選べ。(生化学)

a セロトニン
b ブラジキニン
c アラキドン酸
d アルドステロン
e 活性型ビタミンD3



解答:MOREへ

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解答

 

1)エナメル質で正しいのはどれか。1つ選べ。(生化学)

a
 エナメル質にはコラーゲンが存在する。
b
 エナメル質の石灰化は一段階で行われる。
c
 エナメリンは成熟エナメル質には存在しない。
d
 アメロゲニンはエナメライシン(MMP-20)により分解される。
e
 ハイドロキシアパタイトの化学式はCa2(PO4)6(OH)10である。


解答:d

解説:

 

~エナメル質の生化学~

・エナメル質の石灰化は二段階である
・ハイドロキシアパタイトの化学式:Ca10(PO4)6(OH)2


・エナメルタンパク
アメロゲニン:

幼若エナメルに存在する(MMP-20(エナメライシン)により分解される)  
イミノ酸が多い


エナメリン:

成熟エナメルにも少し含まれている。(分解されないわけではない)
酸性アミノ酸が多い


MMP-20 エナメライシン:アメロゲニンの分解



2)細菌のペプチドグリカンを分解するのはどれか。1つ選べ。(生化学)


a
 ムチン
b
 シスチジン
c
 スタテリン
d
 リゾチーム
e
 ラクトフェリン


解答:
d


解説:

高プロリンタンパク
・ペリクルの主成分であり、ペリクル形成作用がある
・カルシウム結合能が高いので歯石の形成を阻害する
・潤滑作用、細菌凝集作用がある

ムチン
・ネバネバ、血液型活性が高い
・シアル酸を持つ糖タンパクである
・血液型の発現活性は赤血球より高い
・インフルエンザの感染防御性がある

α
アミラーゼ:デンプンをグルコースに分解

スタテリン:高チロシンペプチド、唾液のCa濃度を維持して再石灰化を促進

ガスチン:味覚
パロチン:唾液腺ホルモン、血清カルシウム低下
リゾチーム:細胞壁を加水分解、酵素性の抗菌物質である
ラクトフェリン:鉄を奪うことで抗菌作用を発揮、非酵素性の抗菌作用がある
ヒスタチン:高ヒスチジンペプチドで細菌・真菌の非酵素性抗菌作用
シスタチン:タンパク分解酵素(システインプロテアーゼ)阻害活性を持つ
ペルオキシダーゼ:チオシアンイオン(SCN-)→ヒポチオシアンイオン(OSCN-)を触媒
sIgA
抗ウイルス作用もある
ディフェンシン:粘膜上皮細胞、好中球が産生


3)軟骨に存在するプロテオグリカンはどれか。1つ選べ。(生化学)


a
 デコリン
b
 ルミカン
c
 アグリカン
d
 パールカン
e
 ビグリカン


解答:c


解説:

 

~プロテオグリカン~
・プロテオグリカンは親水性高分子である
・コアタンパクとグリコサミノグリカンより合成される
(グルコサミノグリカンはヘキソサミンとウロン酸、ケタラン硫酸はヘキソサミンとガラクトース)
グリコサミノグリンカン:ヒアルロン酸、コンドロイチン6硫酸、デルマタン硫酸
            ヘパリン、ケタラン硫酸

角膜:ルミカン

骨:デコリン、ビグリカン

軟骨:アグリカン 分子量が大きい

基底膜:パールカン(ヘパラン硫酸を含む)


4)生体内でコレステロールから合成されるのはどれか。2つ選べ。(生化学)

a
 セロトニン
b
 ブラジキニン
c
 アラキドン酸
d
 アルドステロン
e
 活性型ビタミンD3


解答:d,e

解説:

~生体物質とその由来~

・アミノ酸由来:ヒスタミン・セロトニン(アミン類)、メラトニンなど

・ペプチド由来:ブラジキニン、カリクレイン(キニン類)

・リン脂質由来:アラキドン酸、プロスタグランジン、ロイコトリエン、血小板活性化因子

・コレステロール由来:グルココルチコイド・アルドステロンなどのステロイドホルモン、
              活性型ビタミンD3、胆汁酸



Vit D 
 
http://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/glossary.html から引用


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2018/04/01 06:09 生化:歯科 TB(-) CM(0)
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