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定期試験・CBT・歯科医師国家試験対策無料メールマガジン から 歯科理工学のみを拝借、再編集 http://archives.mag2.com/0001494170/ ![]() アマゾンサイトから引用 1)同じ体積で最も重量が軽いのはどれか。1つ選べ。 a 純チタン b エナメル質 c 加熱重合レジン d タイプ3金合金 e 金銀パラジウム合金 2)ステンレスワイヤーと比較したニッケルチタン合金ワイヤーの特徴はどれか。 1つ選べ a たわみが小さい。 b 加工性に優れる。 c 弾性係数が大きい。 d ろう付けが容易である。 e マルテンサイト変態が発生する。 3)骨組織と化学的に結合するのはどれか。すべて選べ。 a アルミナ b ジルコニア c リン酸三カルシウム d コバルトクロム合金 e ハイドロキシアパタイト 4)鋳造用金銀パラジウム合金の元素と目的の組合せで正しいのはどれか。 1つ選べ。 a 銅────────耐硫化性向上 b 金────────脱酸剤 c 亜 鉛──────熱処理硬化性の付与 d イリジウム─────結晶粒微細化 e パラジウム─────融点低下 5)ワックスとその用途との組合せで正しいのはどれか。すべて選べ。 a シートワックス───────────金属床 b ビーズワックス───────────咬合堤 c インレーワックス──────────ワックスパターン d ユーティリティワックス────────印象時の歯のアンダーカットのブロックアウト e レディキャスティングワックス──────クラスプのパターン作製 6)不動態を形成しやすいのはどれか。すべて選べ。 a Au b Cr c Ag d Ti e Pt 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)同じ体積で最も重量が軽いのはどれか。1つ選べ。 a 純チタン b エナメル質 c 加熱重合レジン d タイプ3金合金 e 金銀パラジウム合金 解答:c 解説: 歯科理工学から物質の性質についての出題です。 第110回歯科医師国家試験にも類題が出題されていた事項です。 さて、今回の問題の「同じ体積で最も重量が軽い」とはどういうことか? 「密度が最も小さい」ということです。 密度は「単位体積(同じ体積)あたりの重量」を指し、 おおむね金属>無機材料>有機材料となります。 ~主な物質の性質~ 圧縮強さ 無機>金属>有機材料 熱膨張係数:有機材料>金属>無機材料 熱伝導率:金属>無機材料>有機材料 有機材料は床用レジンなど、無機材料は陶材のイメージを持つと良いでしょう。 ちなみに、選択肢の材料の密度はそれぞれ 純チタン:4.5g/cm3 エナメル質:3.0 g/cm3 加熱重合レジン:1.2 g/cm3 タイプ3金合金:15.4~15.9 g/cm3 金銀パラジウム合金:11.0~11.5 g/cm3 2)ステンレスワイヤーと比較したニッケルチタン合金ワイヤーの特徴はどれか。 1つ選べ。 a たわみが小さい。 b 加工性に優れる。 c 弾性係数が大きい。 d ろう付けが容易である。 e マルテンサイト変態が発生する。 解答:e 解説: 歯科理工学より、矯正用ワイヤーについての出題です。 ニッケルチタン合金は矯正用ワイヤーや歯内療法用ファイルに使われます。 ~ニッケルチタン矯正用ワイヤー~ ・曲げていくと「マルテンサイト変態」が発生し、超弾性を示す ・超弾性の際の応力-ひずみ曲線はS字状を示す ・弾性係数は小さく、弱く持続的な矯正力を発揮できる ・加工、ろう付けが難しい(特殊仕様であるため、というイメージを持ちましょう。) 3)骨組織と化学的に結合するのはどれか。すべて選べ。 a アルミナ b ジルコニア c リン酸三カルシウム d コバルトクロム合金 e ハイドロキシアパタイト 解答:c,e 解説: 歯科理工学から、材料の生体活性に関する出題です。 この辺りを字面だけで覚えていませんか? 卒業試験、国家試験では一歩踏み込んだ聞き方をされることもあるので、押さえられるようにしましょう。 ~材料の生体活性~ 生体活性材料(骨組織と化学的に結合):ハイドロキシアパタイト、β-TCP、生体ガラス 生体不活性材料:チタン(合金)、ジルコニア、アルミナ オッセオインテグレーション:インプラント体として生体不活性材料を使用した時骨組織と直接結合すること 生体許容性材料(骨との間に結合組織性被膜を形成):ステンレス、コバルトクロム合金 4)鋳造用金銀パラジウム合金の元素と目的の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 a 銅────────耐硫化性向上 b 金────────脱酸剤 c 亜 鉛──────熱処理硬化性の付与 d イリジウム─────結晶粒微細化 e パラジウム─────融点低下 解答:d 解説: 歯科理工学から、金銀パラジウム合金に関する出題です。 かなり使用頻度の高い金属であるとともに、 近年の歯科医師国家試験でも出題実績があります。 確実に理解しておきましょう。 ~金銀パラジウム合金~ 金12%:耐食性の向上 銀40%以上:主成分、耐食性は パラジウム20%:耐硫化性向上(=耐食性向上)、PdCu規則格子の形成(=強化) 融点は上昇する 銅10%:融点低下、PdCu規則格子の形成(=強化) イリジウム:結晶粒の微細化 亜鉛:脱酸剤 溶融点は約980℃、鋳造収縮1.6%付近、Pd-Cu規則格子を生成する(これにより熱処理硬化性が付与される) 5)ワックスとその用途との組合せで正しいのはどれか。すべて選べ。 a シートワックス───────────金属床 b ビーズワックス───────────咬合堤 c インレーワックス──────────ワックスパターン d ユーティリティワックス────────印象時の歯のアンダーカットのブロックアウト e レディキャスティングワックス──────クラスプのパターン作製 解答:a,b,c,d,e 解説: 歯科理工学からワックスの性質についての出題です。 理工学の知識は臨床の教科でも生かすことができます。 ここは確実に押さえましょう。 ~ワックス~ ワックスの性質 ・可塑性を有する ・加熱によりフローが大きくなる ・熱膨張係数が大きい ワックスの用途 パラフィンワックス:咬合堤、ボクシング、クラウンの咬合採得など インレー─ワックス:インレー、クラウン、ブリッジ、クラスプなどのワックスパターン (主成分はパラフィン) ユーティリティワックス:トレーの辺縁の延長、印象時の歯のアンダーカットのブロックアウト シートワックス:鋳造床のワックスパターン スティッキーワックス:咬合器付着時、ろう付け時の仮着 レディキャスティングワックス:クラスプパターン ビーズワックス:咬合堤 6)不動態を形成しやすいのはどれか。すべて選べ。 a Au b Cr c Ag d Ti e Pt 解答:b,d 解説:歯科理工学から、不動態に関する出題です。 このような細かい部分はこの場で覚えてしまいましょう! 不動態とは?「金属の表面に酸化膜が形成された結果腐食しにくくなるもの」です。 これを形成しやすいのはクロム(Cr)、チタン(Ti)です。 ちなみに、ステンレスは鉄とニッケル、クロムの合金でクロムの不動態によって耐食性を獲得しています。 |
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