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脳MRI 診断についての問題。
110I22 意識障害患者の頭部MRIのFLAIR像(A、B)を別に示す。 最も可能性が高いのはどれか。 ![]() ![]() a Wernicke脳症 b 一酸化炭素中毒 c 単純へルペス脳炎 d インフルエンザ脳症 e Creutzfeldt-Jakob病 解答:MOREへ スポンサーリンク 意識障害患者の頭部MRIのFLAIR像(A、B)を別に示す。 最も可能性が高いのはどれか。 ![]() ![]() a Wernicke脳症 b 一酸化炭素中毒 c 単純へルペス脳炎 d インフルエンザ脳症 e Creutzfeldt-Jakob病 正解 a 解説 意識障害があるという情報のみが与えられ、頭部MRIのFLAIR像を根拠に診断を推論させる問題です。 Aの画像では、画面中央よりやや腹側に第3脳室が確認され、周囲にFLAIR高信号域を認めます。 また、中脳の背側にも同様の高信号域を認め、これを中脳水道周囲の高信号と捉えれば、 Wernicke脳症で見られる典型像と見なすことができます。 Bの画像では、両側視床にFLAIR高信号を認めています。 以上を踏まえると、 (1)意識障害をきたす疾患 (2)第3脳室、中脳水道周囲、視床を病変の主座とする疾患 (3)高信号域は左右対称 ということを根拠に、Wernicke脳症が正解となります。 <選択肢考察> それぞれの疾患において、MRIで高信号域が期待される部位・領域に注目します。 a Wernicke脳症は上記の通りです。 ウェルニッケ脳症と脚気の違いb 一酸化炭素中毒では、酸素需要量の多い淡蒼球に病変を認めることが多いです。 他には中脳黒質で異常所見を認めることもあります。 脳MRIは下記サイト 参照 http://plaza.umin.ac.jp/~pmd/iden_koten.html 淡蒼球については、下記サイトに http://www.akira3132.info/basal_ganglia.html c 単純ヘルペス脳炎は、両側側頭葉が病変の主座となります。 d インフルエンザ脳症は、特異的なMRI所見がないのが特徴です。 様々な部位に高信号域を認めることがあります。 e CJDは、主に大脳皮質や基底核病変が特異的です。 認知症関係 画像診断2参照解説:日経メディカル 1日1問医師国試から改編 |
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