プロフィール
Author:かず 広告
最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
楽天お勧め
最新コメント
google+1
|
![]() https://radiopaedia.org/cases/mesothelioma-pleural-1 111A37 65歳の男性。 健康診断で胸水の貯留を指摘されたため来院した。 30 年間、造船業に従事していた。 胸部CTで右側の胸水貯留と胸膜肥厚とを認める。 次に行うべき検査はどれか。 a 縦隔鏡 b 胸腔穿刺 c 喀痰細胞診 d 気管支内視鏡 e 心エコー検査 解答:MOREへ スポンサーリンク 解答 65歳の男性。 健康診断で胸水の貯留を指摘されたため来院した。 30 年間、造船業に従事していた。 胸部CTで右側の65歳の男性。 健康診断で胸水の貯留を指摘されたため来院した。 30 年間、造船業に従事していた。 胸部CTで右側の胸水貯留と胸膜肥厚とを認める。 次に行うべき検査はどれか。 a 縦隔鏡 b 胸腔穿刺 c 喀痰細胞診 d 気管支内視鏡 e 心エコー検査 正解 b 解説 健康診断で胸水の貯留を指摘された65歳男性の症例です。 職業歴を聴取したところ、造船業に30年間従事していたという 疾患特異的な情報が聴取されています。 胸部CTで片側胸水貯留・胸膜肥厚とを認めており、胸膜中皮腫を疑います。 問われているのは「次に行うべき検査」となっているので、 即時性・簡便性・侵襲性・緊急性・検査特性等を総合的に加味することが必要となります。 即時性・簡便性 : 検査の結果が出るまでの時間が短く、検査を行うまでの準備時間が少ない 侵襲性 : おおよそ、心エコー<喀痰細胞診<気管支内視鏡・胸腔穿刺・縦隔鏡、の順で侵襲が高い 緊急性 : バイタルサインの異常は特になく、自覚症状もないので、本例では緊急性の考慮は不要 検査特性 : スクリーニングの段階なので感度が高い検査を優先 <選択肢考察> a 縦隔鏡は縦隔リンパ節の評価に有用ですが、胸膜中皮腫の主座ではありません。 確定診断のためには胸腔鏡による胸膜生検を行いますが、「次に行うべき検査」としては胸腔穿刺が先行します。 b 片側胸水・胸膜肥厚・職業歴から胸水穿刺を行い、胸水の性状を確認します。 胸水中のヒアルロン酸値や、細胞診は結果が出るまでに数日を要するかもしれませんが、 血性胸水の有無は即時的に確認できます。 穿刺をするという点では若干の侵襲が加わりますが、 得られる情報・簡便さ・即時性という観点で「次に行う検査」という題意を満たします。 c 喀痰細胞診は肺癌を疑った場合に行う検査です。 「肺内」病変を検索する検査なので、胸膜中皮腫の主座から外れます。 d 気管支内視鏡の守備範囲は気管・第二分岐の気管支がせいぜいです。 そこから穿刺して肺生検に持ち込むことも出来ますが、 cの解説と同様に胸膜にまで届かない検査なので不適です。 e 心エコーは簡便で低侵襲の検査の代表格ですが、心臓の評価を行うためのものなので不適です。 日経メディカル 1日1問医師国試 から引用 |
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。
LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。
リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
|