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歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
(2015 8/15配信)からの抜粋、改編 解説文もそのまま載せています。 ![]() 104歯B-4 ![]() ![]() 4A ![]() 4B 除去前 ![]() 4B 除去後 解答:MOREへ スポンサーリンク ![]() ![]() 4A ![]() 4B 除去前 ![]() 4B 除去後 正解:d 問題文を見てみましょう。 きちんと読み取ることが大事なんですよ! 最近の臨床実地問題は問題文が長いことがありますよね。 しっかり読むようにしてください。 「2週前に齲蝕の治療を受け」 と書かれていますので、他院(たぶん)で治療を受けた後ということが読み取れます。 デンタルX線写真&口腔内写真を見るとインレー形成が行われている ことが読み取れます。 インレー形成って、普通は象牙質まで削るから、 生活歯で冷水痛が出るのは当たり前のことですw ここんところは、臨床経験がない受験生にはわかりづらいところだと思います。 象牙質まで削ると冷水痛が出ることが多いんです。 エナメル質を削るのとは全然状況が違います。 歯髄処置を行うのは変です。 そうすると、選択肢bは消えます。 そして・・・着色=軟化象牙質とは限りません。 あやふやなら選択しないことをおすすめします。 IPCとか覆髄とか選んではいけません。 (注)念のために!→問題文に「歯髄電気診に反応する」と書いてあります。 したがって、問題の素材になっている6番は生活歯だということですね。 一応念のため書いておきました。 あと、大臼歯の咬合面にアイオノマー修復はしません。 よって選択肢eも消えます。 よい機会なので・・・術式(手順)の確認&臨床的な知識を補充しましょう!! ①生活歯のインレー形成をする場合には浸潤麻酔後に実施します。 印象採得後に仮封材で仮封します。 仮封材が窩洞にしっかりくっついているときにはしみることは少ない。 ②完成したインレー体を試適しようとして、 仮封材を除去すると、冷水痛が出現することがある。 これは日常臨床でしばしば経験する現象です。 ③冷水痛が強く、エアーでも強くしみる場合には 浸潤麻酔をしてからインレーの試適→合着操作をすることがある。 クラウンやブリッジの装着時にもありえます。 つまり、浸潤麻酔→試適→合着操作という流れになる場合もあるのです。 【まとめ】 ・「冷水痛」→歯髄処置というわけではない。 ・生活歯の形成後には冷水痛が出現することがある。 ・生活歯の修復物(補綴物)の試適&合着の際には浸潤麻酔をすることもある。 |
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