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これも、歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
2014年11月09日(日) 配信の記事: 【保存系】自発痛=歯髄炎とは限らない からです。 とても、基本的で注意すべきことが書いてあります。 多少、追加改編して載せておきます。 保存系の問題文中に「自発痛」と書かれていると、 瞬時に「歯髄炎」と判断(診断)する受験生がいらっしゃるようです。 確かに歯髄炎の症状として「自発痛」は生じます。 これまでの国家試験でもたびたび出題されているシチュエーションです。 しかし! 歯周組織の炎症が強い場合にも「自発痛」って生じるんです。 したがって、 「自発痛」=歯髄炎と瞬時に確定診断(?)することは避けて欲しいのです。 生活歯 失活歯 どちらの場合にも歯周炎の急発で自発痛が生じることはありえます!! 注意してください。 まあ、ただ、診断が難しいシチュエーションはあります。 (実際の臨床でも困ることがあります)、 それは、歯内-歯周疾患の場合です。 上行性歯髄炎で自発痛が生じているのか、 歯周組織の炎症で自発痛が生じているのか鑑別が難しい症例です。 ポケットが深い場合(一般的には7~10mm)の場合には 上行性歯髄炎で自発痛が生じていることも疑った方がよい ように思います。 それから・・・(タイトルから少しそれますが) 瘻孔がある症例についてコメントします。 瘻孔がある場合に ・perio由来の瘻孔なのか? ・endo由来の瘻孔なのか? という点を注意深く鑑別しなければなりません(`・ω・´)ノ 瘻孔がある=endo由来とは限りません。 perio由来ということもあるからです。 「瘻孔→endo由来→感染根管治療」と判断する受験生が多いですが、 perio由来(特に分岐部病変)でも瘻孔が生じることがあります。 perio由来の瘻孔の場合に感染根管治療を実施しても瘻孔は消失しません。 perio由来なのだから、SRPをしっかり実施する必要があります。 ![]() 歯周由来型:歯周病が根の先まで進み、そこから歯の中にある神経が 炎症を起こしているもの (上行性歯髄炎)。 歯内由来型:感染根管(根の中の神経が死んで感染している状態)が原因のもの。 側枝から感染が進み、エックス線写真で歯周病のように骨が吸収してみえるもの。 複合型: 歯周病と感染根管が複合して存在しているもの。 http://www.ne.jp/asahi/fumi/dental/perio2/classified/others.html 話を元に戻します!! 「自発痛」ですが、智歯周囲炎の場合にも強烈な自発痛が生じることがあります。 特に20歳代~30歳代の患者さんの場合に智歯周囲炎で強い自発痛が生じることがあります。 智歯周囲炎による自発痛なのだから、 自発痛という記載があったとしても歯髄炎と判断してはいけません。 ***************** 親知らずから智歯周囲炎に![]() 親知らずは完全に骨内に埋まっていればあまり問題は起こさないのですが、 |
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