歯周病関連菌と病原因子：111歯B38

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歯周病関連菌と病原因子に関する問題。
これらの菌は医師にとっては、どうも馴染みがなく覚えられない。

Role-of-pathobionts-and-dysbiosis-in-periodontitis-A-Pathobionts-and-associated.png

https://www.researchgate.net/figure/Role-of-pathobionts-and-dysbiosis-in-periodontitis-A-Pathobionts-and-associated_fig1_260949569

111B38

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解答

正解　ab

歯周病関連菌と病原因子


	１．Porphyromonas gingivalis	嫌気性グラム陰性桿菌で黒色色素を産出する。病原因子として、リポ多糖、赤血球凝集素、線毛、ジンジパイン、コラゲナーゼなどを持つ。
	ﾎﾟﾙﾌｨﾛﾓﾅｽ　ｼﾞﾝｼﾞﾊﾞﾘｽ
	２.Aggregatibacter　actinomycetemcomitans 　　(A.a菌)	通性嫌気性桿菌で、病原因子としてリポ多糖、線毛、ロイコトキシン、細胞膨化致死毒素を有する。
	アグリゲイティバクターｱｸﾁﾉﾏｲｾﾃﾑｺﾐﾀﾝｽ	通性嫌気性桿菌で、病原因子としてリポ多糖、線毛、ロイコトキシン、細胞膨化致死毒素を有する。
	３.Tannnerella forsythia	グラム陰性嫌気性菌で、病原因子として、リポ多糖、トリプシン様プロテアーゼを有する。
	ﾀﾈﾚﾗ　ﾌｫｰｻｲｼｱ	グラム陰性嫌気性菌で、病原因子として、リポ多糖、トリプシン様プロテアーゼを有する。
	４.Prevotella intermedia	嫌気性グラム陰性桿菌で黒色色素を産出する病原因子としてリポ多糖、コラゲナーゼ、免疫グロブリン切断酵素を有する。
	ﾌﾟﾚﾎﾞﾃﾗ　ｲﾝﾀｰﾒﾃﾞｨｱ	嫌気性グラム陰性桿菌で黒色色素を産出する病原因子としてリポ多糖、コラゲナーゼ、免疫グロブリン切断酵素を有する。
	５.Treponema denticola	病原因子としてプロテアーゼを有する。
	ﾄﾚﾎﾟﾈｰﾏ　ﾃﾞﾝﾃｨｺﾗ	病原因子としてプロテアーゼを有する。
	６.Fusobacterium nucleatum	嫌気性グラム陰性桿菌、他の細菌との強い共凝集活性を有する。
	ﾌｿﾞﾊﾞｸﾃﾘｳﾑﾇｸﾚｱﾀﾑ	嫌気性グラム陰性桿菌、他の細菌との強い共凝集活性を有する。
	７.Campylobacter rectus	グラム陰性運動性桿菌で、病原因子としてリポ多糖、鞭毛、表層特殊構造タンパク質（S－ｌａｙｅｒ）を有する。
	ｶﾝﾋﾟﾛﾊﾞｸﾀｰﾚｸﾀｽ	グラム陰性運動性桿菌で、病原因子としてリポ多糖、鞭毛、表層特殊構造タンパク質（S－ｌａｙｅｒ）を有する。

	このうち１，３，５の菌種は重度の歯周病に深く関与していると言われレッドコンプレックスと呼ばれています。

http://ichiyanagi-sika.com/shishubyoutoha/shishuubyoutoha.html　より引用改編

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