スポンサーリンク 腰椎穿刺時に必要な解剖:111医C9 - 医療関係資格試験マニア
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簡単ですが、正答率7割だったようです。


Epidural_blood_patch_svg_.png 

http://rebelem.com/post-lumbar-puncture-headaches/ より




111C9
腰椎穿刺において穿刺針がくも膜下腔に達するまでに
通過する組織の順で正しいのはどれか。

a 後縦靱帯 → 棘上靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜
b 棘上靱帯 → 棘間靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜
c 棘上靱帯 → 棘間靱帯 → 前縦靱帯 → 硬膜
d 後縦靱帯 → 棘間靱帯 → 前縦靱帯 → 硬膜
e 前縦靱帯 → 棘上靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜



解答:MORE へ


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解答

腰椎穿刺において穿刺針がくも膜下腔に達するまでに
通過する組織の順で正しいのはどれか。

a 後縦靱帯 → 棘上靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜
b 棘上靱帯 → 棘間靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜
c 棘上靱帯 → 棘間靱帯 → 前縦靱帯 → 硬膜
d 後縦靱帯 → 棘間靱帯 → 前縦靱帯 → 硬膜
e 前縦靱帯 → 棘上靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜

正解 b

解説

腰椎穿刺を行う際に知っておくべき解剖学的知識です。
穿刺針が表層から、くも膜下腔に達するまでに
通過する組織の順番が問われています。

椎体は概ね円柱に近い形状をとります。

その腹側には前縦靭帯、
その背側には後縦靭帯が鉛直方向に走行しており、
実は腰椎穿刺の手技とは全く無関係な靭帯であることが分かります。
(実はこの時点で、選択肢は正解の2のみに絞れます)

腹側から見ると、
前縦靭帯→椎体→後縦靭帯という順で靭帯が配置されますが、
その背側に脊髄が存在します。

脊髄より背側には黄色靭帯、棘間靭帯、棘上靭帯があります。
したがって、腰椎穿刺で穿刺針がくも膜下腔に達するためには、
その逆の順序を減るので、

b 棘上靭帯 → 棘間靭帯 → 黄色靭帯 → 硬膜 → くも膜下腔(髄液が存在)という順を通過します。


下のシェーマで一発でおわかりお分かりいただけるでしょう。


th-sg-00065no01m.jpg

https://medick.biz/category/select/pid/124379


解説:日経メディカル 医師国試1日1問 から


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2018/07/16 12:17 解剖学 TB(-) CM(0)
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