医療関係資格試験マニア

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解答

医学統計で誤っているのはどれか。

ａ 率の算出では分子は分母に含まれる。
ｂ 比の算出では分子と分母とは独立である。
ｃ 率の算出には時間的な概念が入ることがある。
ｄ 比の算出には時間的な概念が入ることがある。
ｅ 率と比は同じ意味で使用できる。


正解　e

率は死産率や有病率、比は出生性比など具体例を考えると分かりやすい。
選択肢ａ、ｂの内容とｅの内容に矛盾が生じるため、問題としては難しくない。

○ａ　率は集団における現象発生の頻度を表し、分子は分母に含まれる。
　　　例えば、死亡率は対象集団（分母）の中で死亡した人（分子）の割合をみるものである。

○ｂ　比は単位が同じ2つの数値を比較したもので、分子と分母には相関がなく、それぞれ独立した値である。
　　　例えば、出生性比は出生した児のうち、女児を分母、男児を分子として比べるものである。

○ｃ　死亡率はある一定期間において死亡した人の割合、有病率は一時点における疾病を有する人の割合である。

○ｄ　分母と分子に時間の概念を含めば、算出される比にも時間の概念を含む（ある年の出生性比など）。

×ｅ　率（rate）と比（ratio）は厳密に分けて考えなければならない。


比率や割合の表現（ratio, rate, proportion, percent, percentage）
https://www.worldts.com/english-writing/eigo-ronbun31/index.html




　解説：Medpperから

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