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歯科理工学 国試ポイント2



p-33949.gif 
http://www.physioshop.co.uk/clinical-aspects-of-dental-materials.html


 歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い
から”歯科材料学 国試ポイント”からの転用です。


●埋没材の粒径が小さいと

・表面が滑らかになる

・通気性が悪くなる

 

●シリカが多いと

「加熱膨張」(耐火材)「硬化膨張」(結合材)が大きくなる

 

●金合金

Type1:インレー

Type2:インレー、クラウン

Type3:クラウン、ブリッジ

Type4:ブリッジ、金属床、バー、クラスプ

☆この中で、硬化熱処理が可能なのはType3、4金合金」

 

●金パラジウム合金

組成:銀が最も多く、次にパラジウムと続く。

・銀(Ag):40

・パラジウム(Pd):20

・金(Au):10

・銅(Cu):10

 

●金

・融点を上げる

・延性↑

・耐食性↑

 

●銀

・融点を下げる

・合金化:硬くなる

(ただし、銀は硫化しやすい

 

●銅

・融点を下げる

・合金化:硬くなる

(ただし、酸化しやすい:赤色に変色

 

●亜鉛

・融点を下げる

・耐食性↓

 

上記は貴金属

 

次に、卑金属(非貴金属):ポイントのみ

 

●磁性金属

・義歯(磁性アタッチメント)に用いる

・キーパー側に「ステンレス」を用いる

・磁石(義歯側)にコバルト、鉄などを用いる

 

●コバルトクロム

NiCrMoAlなどを含む

Ni;耐食性の悪化

Cr:耐食性の向上、鋳造性の悪化

Mo:硬さの増大

Al:引っ張り強さの向上

☆しばしば、比較されるのが「金合金」

金合金よりも1、5倍の硬さを有するが、比重は半分。重さも半分。

 

●ステンレス

NiCrFeを含む

(鉄が主成分)

 

●チタン

・高温で酸化しやすい⇒アーク炉で鋳造する理由

・埋没材とのぬれは悪い

 

●ニッケルチタン

・矯正用ワイヤー

 

●ニッケルクロム

・矯正用バンド、乳歯冠

 

●チタンモリブデン(βチタン)

・矯正用ワイヤー

 

☆貴金属と比べ、非貴金属は「イオン化傾向」が大きいので、腐食しやすい。

そこで、TiCrによって、不動態膜を形成する。

 

●硬化熱処理が行われる合金

Type3、4金合金

・14K金合金

・金銀パラジウム合金

・白金加金

 

☆軟化熱処理(800度)後に、硬化熱処理する。硬化熱処理には2通りある。

・炉冷法:450度⇒250度になるまで30分間冷却

・係留法:400度で10分係留加熱

 

●セメント

・酸化亜鉛ユージノールセメント

・・・キレート反応で硬化する

・・・レジンの重合阻害作用

 

・リン酸亜鉛セメント

・・・粉と液をませると加熱するため、ガラス練板、金属スパチュラで練る。

・・・酸・塩基反応で硬化する

 

・グラスアイオノマーセメント

・・・硬化時に、カルシウム、アルミニウムイオンを放出

・・・キレート反応酸塩基反応の2つのパターンで硬化する

 

・ポリカルボキシレート

・・・硬化時に、亜鉛、マグネシウムイオンを放出

・・・キレート反応酸塩基反応の2つのパターンで硬化する

 

●エアタービンとマイクロモーター

エアタービン:回転数は40万回転/

      :トルクはさい

      :軽い

 

マイクロモーター:回転数は4万回転/

        :トルクはきい

        :重い

        :回転方向をコントロールできる

        :モーターが熱くなる

 

回転数を見てもわかるとおり、

切削に用いるのは「エアタービン」、

研磨に用いるのは「マイクロモーター」となる。

ちなみに、以前、「歯科材料学 国試ポイント」のところで説明したように、

エアタービンは「FG(フリクショングリップ:凹みなし)」、

マイクロモーターは「CA(コントラアングル:凹みあり)」。

 

 



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2015/09/12 22:24 歯科理工 TB(-) CM(0)
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