スポンサーリンク 胸痛の原因推論:108医E36 - 医療関係資格試験マニア
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各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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https://www.express.co.uk/life-style/health/901862/chest-pain-heart-attack から


108E36
胸痛の原因を推論する際の考え方として正しいのはどれか。2つ選べ。

a 吸気時に増強する胸痛は冠動脈疾患の可能性が高い
b 多量の冷汗を伴う胸痛は緊急性が高い
c 胸痛部位に圧痛を示す場合は冠動脈疾患の可能性が低い
d 夕方に胸痛を訴える場合は冠攣縮性狭心症の可能性が高い
e ニトログリセリン錠を舌下投与後1時間で胸痛が軽快しはじめる場合は労作性狭心症の可能性が高い


解答:MOREへ

 

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解答

胸痛の原因を推論する際の考え方として正しいのはどれか。2つ選べ。

a 吸気時に増強する胸痛は冠動脈疾患の可能性が高い
b 多量の冷汗を伴う胸痛は緊急性が高い
c 胸痛部位に圧痛を示す場合は冠動脈疾患の可能性が低い
d 夕方に胸痛を訴える場合は冠攣縮性狭心症の可能性が高い
e ニトログリセリン錠を舌下投与後1時間で胸痛が軽快しはじめる場合は労作性狭心症の可能性が高い


正解 bc


【選択的考察】

A(×):「吸」気時に増強する胸痛といえば、まず第一に“気胸”を考える。
     この場合は多く、片側性である。
     冠動脈疾患の可能性が「高い」とはいえない。

B(○):しばしば「多量の冷汗を伴う」激しい胸痛は、急性心筋梗塞など「緊急性が高い」病態であることがある。

C(○):「胸痛部位に圧痛を示す場合」は、胸壁の問題であることが多く、
     肋間神経痛であったり、打撲後であったり、さらには不定愁訴的な胸部違和感までと幅広い。

D(×):「冠攣縮性」狭心症、いわゆる異型狭心症の胸痛は、夜明け方(午前4〜6時ころ)に起こるのが特徴である。

E(×):労作性狭心症の胸痛は、ニトログリセリン錠を舌下投与後「数分以内で」軽快し始めることが特徴で、
     これによって診断がつくくらいである。



解説:国試108-第108回医師国家試験問題解説書(医学評論社)より改変



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