医療関係資格試験マニア

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解答

入眠後2～3時間で出現することが多いのはどれか。

ａ せん妄
ｂ 悪夢障害
ｃ 夢中遊行症
ｄ ナルコレプシー
ｅ 睡眠覚醒スケジュール障害


正解　ｃ 夢中遊行症

解説

入眠後2，3時間という時間帯は、一夜の睡眠の前半であり、この時期はノンレム睡眠が多い。
ノンレム睡眠期に起こる疾患・症状を選ぶことになる。



×ａ　せん妄とは、軽度の意識混濁に錯覚、幻覚、不安、精神運動興奮などの精神症状が加わったものである。
　　　日中でも意識レベルの変動が大きく、特定の時間帯に起こりやすいということはない。

×ｂ　悪夢障害は、夢を見るといわれるレム睡眠期に多く出現する。
　　　レム睡眠は一夜の睡眠の後半に多い。

○ｃ　夢中遊行症は、睡眠中に突然起きだして何かを行った後、再び入眠し、
　　　その間のことを覚えていない状態をいう。入眠2～3時間後のノンレム睡眠期に起こる。

×ｄ　夜間睡眠時に起こるナルコレプシーの症状は、入眠時の幻覚と、
　　　レム睡眠期の睡眠麻痺（いわゆる金縛り）であり、
　　　入眠2～3時間のノンレム睡眠期にはこれらの症状は起こりにくい。

×ｅ　睡眠覚醒スケジュール障害とは、睡眠自体は問題ないが、
　　　睡眠時間帯が正常人と比べてずれているために覚醒時の活動に障害が出ているものをいう。
　　　睡眠時間帯のずれが問題であって、睡眠中の特定の時間帯に症状が出る障害ではない。

解説：MedPeer QUIZ　から


関係サイト：
睡眠障害
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1090080797.pdf#search=%27%E7%9C%A0%E5%BE%8C2%EF%BD%9E3%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7%E5%87%BA%E7%8F%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%80%82%27

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