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歯科でも出るレベルだろうか?

以前にupした記事を一部改編。


102D10

深部静脈血栓症の治療で誤っているのはどれか。

a 抗凝固療法
b 血栓除去術
c 血栓溶解療法
d リンパ管-静脈吻合術
e 下大静脈フィルター留置



解答:MOREへ


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解答

深部静脈血栓症の治療で誤っているのはどれか。

a 抗凝固療法
b 血栓除去術
c 血栓溶解療法
d リンパ管-静脈吻合術
e 下大静脈フィルター留置


正解 d


102D10の解説

深部静脈血栓症の治療に関する基本的な知識で容易に解ける問題である。

○a 抗凝固療法
深部静脈血栓症に対する治療の基本である。ヘパリン、ワルファリンを用いる。

○b 血栓除去術
有痛性青股腫など重度の血流障害を呈する場合に適応を考慮する。

有痛性青股腫 (Phlegmasia cerulea dolens, painful blue edema)

一般的でない重症の深部静脈血栓症の病態。
これは下肢の静脈の主要な血行と側副血行路が血栓で閉塞されたときにみられる。
有痛性青股腫では、突然発症の激痛と腫脹、チアノーゼ、浮腫を患肢にみとめる。
この静脈血栓症は、抗凝固療法を受けていても、肺塞栓症をおこすリスクが高い。
足の壊疽をおこすこともありうる。
有痛性青股腫の患者の約半数には悪性腫瘍がみられる。


vsi-32-201f1.gif
有痛性青股腫の1例:左は術前、右は血栓除去術後
Surgical Thrombectomy for Phlegmasia Cerulea Dolens から


○c 血栓溶解療法
急性期に有効であるとされ、経カテーテル的に施行する場合もある。

×d リンパ管-静脈吻合術
リンパ浮腫に対する外科的治療法である。

○e 下大静脈フィルター留置
肺塞栓症の予防のため、適応となる症例に限定して用いられる。

Foster.gif

www.hospital.kasugai.aichi.jp/s_annai/ivr/ivr05.html から


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