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またまた、ECG特集。
今回はAf。 この不整脈については、このブログで何度か扱っています。 よく出るECG異常Af患者における心原性脳塞栓のリスク因子医師国家試験のきちんとした解説 【コウメイ塾】 http://ishikokkashiken.com/ の引用改編です。 心房細動の病態![]() http://karadanote.jp/7429 コウメイ:正常なら心臓を収縮させる命令は洞結節から 出ますが、心房細動は心房の至るところから出ています。
至る所から命令がでるので、ペースは早く、不規則 なものとなっています。 収縮というよりは、細かく震えていると言った方が、 近いかもしれません。
学生C:心房から出た命令はどうなるのですか? ヒス束⇒右脚・左脚⇒プルキンエ線維⇒心室 へと伝わります。ただし、正常とは異なる点が2つあります。 心房細動は心房の至るところから命令が出ますので、 全てを合計すると1分間に300回以上になります。 遅いので、命令全てをヒス束に伝えるわけではありません。 心房の命令2個中1個とか、3個中1個をヒス束に伝えます。 ヒス束に伝わった命令は全て右脚・左脚以降に伝わります。 心房から出ている命令は不規則なので、当然心室に伝わった 命令も不規則です。その結果、心室は不規則に収縮し、脈は 不整となります。
心房細動の心電図所見コウメイ:以上の病態からどのような心電図になるか 考えてみましょう。
心房は細かく震えているだけなので、正常なP波は見られません。 その変わり、f波と言う小さな波が見られることがあります。
また、先程説明したように、心室は不規則に収縮しているので、 QRS波は不規則に見られます。RR間隔が不規則と言うこともできます。
心室への命令は「刺激伝導系」という命令専用の経路を 通ってくるので、QRS幅は狭くなります。 ※QRS幅の狭い、広いが分からない方はこちらをご覧ください。
学生C:なるほど〜。今までは
・f波 ・RR間隔が不規則 ・QRS幅が狭い
とだけ覚えていましたが、病態からきちんと考えると 分かりやすいし、忘れなそうですね。
コウメイ:その通りです。仮に忘れたとしても 自分で導き出すことができます。
このように、病態から心電図を考えることはメリットが 大きいので、今後も病態をメインに心電図を勉強していきましょう。 心房細動の症状 1.血液の取り入れが不十分になり、体に血液が回りにくくなります。 2.血液の流れが足りていないとろ過しきれていない血液が流れる可能性があります。
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