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代表的な精神科治療薬に関する4題
Medu4 https://medu4.com/ から ![]() https://slideplayer.com/slide/11444222/ 1)108I30 双極性障害〈躁うつ病〉の維持療法の治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 a バルプロ酸 b 炭酸リチウム c ハロペリドール d フェノバルビタール e メチルフェニデート 2)105D54 38歳の女性。気分の高揚、多弁および不眠を主訴に来院した。 3年前に母親を亡くした後、憂うつで何も手につかなくなり、3か月仕事を休んだ。 その後、逆に気分が高揚して活動性が亢進する時期と、 気分が落ち込んで活動性が低下して寝込んでしまう時期とを交互に繰り返すようになった。 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 a ジアゼパム b 炭酸リチウム c パロキセチン d クロミプラミン e バルプロ酸ナトリウム 3)105D35 15歳の男子。不登校を心配した母親に伴われて来院した。 10歳時に急に首を傾けたり、顔をしかめたり、咳払いや「オッ」という声を発作的に発したりするようになった。 自分では制御できずに卑猥な言葉も発するようになった。 緊張すると顔しかめや発声の発作が増えるため、学校では奇異な目で見られ、いじめられた。 2年前から欠席が目立ち始め、1か月前から不登校となった。 身体所見に異常を認めない。尿、血液および血液生化学所見に異常を認めない。 頭部CTと脳波とに異常を認めない。 治療薬として適切なのはどれか。 a L-dopa b 炭酸リチウム c パロキセチン d ハロペリドール e メチルフェニデート 4)104D58 38歳の女性。言動の変化を心配した夫に伴われて来院した。 1年前に、特にきっかけもなく元気がなくなり2か月ほど寝込むことがあったが、特に治療も受けずに回復した。 1か月前から口数が多くなり、易刺激的で怒りやすく、活動的となった。 町へ出て大量に衣服を購入し、夜も眠らずインターネット販売に手を出して高額の買い物をするようになった。 身体疾患の既往歴と精神作用物質の使用歴とはない。 治療薬として適切なのはどれか。 a ジアゼパム b イミプラミン c パロキセチン d 炭酸リチウム e ドネペジル塩酸塩 解答:MOREへ スポンサーリンク 解答 1)108I30 双極性障害〈躁うつ病〉の維持療法の治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 a バルプロ酸 b 炭酸リチウム c ハロペリドール d フェノバルビタール e メチルフェニデート 解答: a,b 108I30の解説 a・b 正しい。気分安定薬。双極性障害の維持療法に有効。 c 定型抗精神病薬。双極性障害にも有効であるが、妄想を伴う急性期に使用される。 d 抗てんかん薬。 e 精神刺激薬。ナルコレプシーや注意欠陥多動性障害〈ADHD〉に有効。 2)105D54 38歳の女性。気分の高揚、多弁および不眠を主訴に来院した。 3年前に母親を亡くした後、憂うつで何も手につかなくなり、3か月仕事を休んだ。 その後、逆に気分が高揚して活動性が亢進する時期と、 気分が落ち込んで活動性が低下して寝込んでしまう時期とを交互に繰り返すようになった。 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 a ジアゼパム b 炭酸リチウム c パロキセチン d クロミプラミン e バルプロ酸ナトリウム 解答: b,e 105D54の解説 「3年前に母親を亡くした後、憂うつで何も手につかなくなり、3か月仕事を休んだ」というエピソードは鬱、 「気分の高揚、多弁および不眠」は躁を考える。 双極性障害であろう。 現在みられているエピソードは躁であり、これに有効な治療薬を選択することとなる。 a ジアゼパムは抗けいれん薬である。抗不安薬としてもちいられることもあるが、双極性障害には使わない。 b 正しい。炭酸リチウムは躁病に有効。 c パロキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉の1つであり、うつ病に有効。躁エピソード時には用いない。 d クロミプラミンは三環系抗うつ薬の1つであり、うつ病に有効。c同様の議論で誤り。 e 正しい。バルプロ酸ナトリウムも躁病に有効。 ※やや難易度が高かったためか、採点除外問題となった。 3)105D35 15歳の男子。不登校を心配した母親に伴われて来院した。 10歳時に急に首を傾けたり、顔をしかめたり、咳払いや「オッ」という声を発作的に発したりするようになった。 自分では制御できずに卑猥な言葉も発するようになった。 緊張すると顔しかめや発声の発作が増えるため、学校では奇異な目で見られ、いじめられた。 2年前から欠席が目立ち始め、1か月前から不登校となった。 身体所見に異常を認めない。尿、血液および血液生化学所見に異常を認めない。 頭部CTと脳波とに異常を認めない。 治療薬として適切なのはどれか。 a L-dopa b 炭酸リチウム c パロキセチン d ハロペリドール e メチルフェニデート 解答: d 105D35の解説 15歳男子の不登校。「急に首を傾けたり、顔をしかめたり」というのは運動チック。 「『オッ』という声を発作的に発したりするようになった」のは音声チック。 Tourette症候群が考えやすい。 a L-dopa Parkinson病などに有効。 b 炭酸リチウム 躁病などに有効。 c パロキセチン 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉の1つであり、うつ病などに有効。 d ハロペリドール 正しい。Tourette症候群の治療薬としてハロペリドールが用いられる。 e メチルフェニデート ナルコレプシーや注意欠陥多動性障害〈ADHD〉に有効。 4)104D58 38歳の女性。言動の変化を心配した夫に伴われて来院した。 1年前に、特にきっかけもなく元気がなくなり2か月ほど寝込むことがあったが、特に治療も受けずに回復した。 1か月前から口数が多くなり、易刺激的で怒りやすく、活動的となった。 町へ出て大量に衣服を購入し、夜も眠らずインターネット販売に手を出して高額の買い物をするようになった。 身体疾患の既往歴と精神作用物質の使用歴とはない。 治療薬として適切なのはどれか。 a ジアゼパム b イミプラミン c パロキセチン d 炭酸リチウム e ドネペジル塩酸塩 解答: d 104D58の解説 「特にきっかけもなく元気がなくなり2か月ほど寝込む」は鬱、 「口数が多くなり、易刺激的で怒りやすく、活動的」「町へ出て大量に衣服を購入し、 夜も眠らずインターネット販売に手を出して高額の買い物をするようになった」といった記載は躁を考える。 双極性障害の診断。 a ジアゼパムは抗けいれん薬である。 b イミプラミンは三環系の抗うつ薬である。 c パロキセチンはSSRIである。 d 正しい。炭酸リチウムは抗躁薬である。 e ドネペジル塩酸塩はAlzheimer型認知症の治療薬である。 ※現在は躁状態であるため、bやcは無効。 |
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