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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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誤嚥性肺炎に関する似た問題を2問。
この辺は、形を変えて歯科でも出されやすい分野です。
来年あたりは、誤嚥肺炎のlung XPなども、歯科で出されるかもしれませんよ。

1)は思いのほか正答率が低かったようです。


E382B9E383A9E382A4E3838933-b3ba6-thumbnail2.jpg

http://tnagao.sblo.jp/article/161908474.html


1)112D54
89歳の男性。
発熱と意識レベルの低下とを主訴に来院した。
2年前に脳梗塞を発症し嚥下困難となったため、胃瘻から栄養を摂っている。
この1年間で2回、肺炎に罹患している。
2週間前、38℃台の発熱があり、意識障害を認めたため、
入所中の特別養護老人ホームの職員に連れられて来院した。
胸部エックス線写真で両側下肺野にすりガラス陰影を認めた。
入院し抗菌薬の投与を行ったところ、症状は改善し退院することとなった。
合併症に対する内服薬を胃瘻から投与している。

肺炎再発リスクとなる可能性の高い薬剤はどれか。

a 睡眠薬
b 去痰薬
c 胃粘膜保護薬
d 腸管蠕動改善薬
e カルシウム拮抗薬


2)109I48
80歳の男性。発熱と食欲低下とを主訴に来院した。
半年前から食事中にむせることがあった。
3か月前に発熱で入院しペニシリン系抗菌薬で治癒した。
2日前から発熱が出現し食事摂取ができなくなったため受診した。
胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認め、前回と同じ抗菌薬で軽快した。
1年前に脳梗塞の既往がある。

この患者の繰り返す病態の予防に効果が期待できるのはどれか。

a 口腔ケア
b 食後の臥位安静
c 鎮咳薬の服用
d 向精神薬の服用
e ヒスタミンH2受容体拮抗薬の服用


解答:MOREへ

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解答

1)112D54
89歳の男性。
発熱と意識レベルの低下とを主訴に来院した。
2年前に脳梗塞を発症し嚥下困難となったため、胃瘻から栄養を摂っている。
この1年間で2回、肺炎に罹患している。
2週間前、38℃台の発熱があり、意識障害を認めたため、
入所中の特別養護老人ホームの職員に連れられて来院した。
胸部エックス線写真で両側下肺野にすりガラス陰影を認めた。
入院し抗菌薬の投与を行ったところ、症状は改善し退院することとなった。
合併症に対する内服薬を胃瘻から投与している。

肺炎再発リスクとなる可能性の高い薬剤はどれか。

a 睡眠薬
b 去痰薬
c 胃粘膜保護薬
d 腸管蠕動改善薬
e カルシウム拮抗薬

解答: a

112D54の解説

高齢男性の発熱と意識レベル低下。脳梗塞既往があり、嚥下困難となっていた。
誤嚥性肺炎であろう。

a 正しい。
嚥下機能を低下させるため、肺炎再発のリスクとなりやすい。

b〜e 誤嚥性肺炎とは関係がない。

正答率:57.8%

テーマ:誤嚥性肺炎再発のリスクとなる薬剤

medu4 から



2)109I48
80歳の男性。発熱と食欲低下とを主訴に来院した。
半年前から食事中にむせることがあった
3か月前に発熱で入院しペニシリン系抗菌薬で治癒した。
2日前から発熱が出現し食事摂取ができなくなったため受診した。
胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認め、前回と同じ抗菌薬で軽快した。
1年前に脳梗塞の既往がある。

この患者の繰り返す病態の予防に効果が期待できるのはどれか。

a 口腔ケア
b 食後の臥位安静
c 鎮咳薬の服用
d 向精神薬の服用
e ヒスタミンH2受容体拮抗薬の服用

正解 a

解説

1年前に脳梗塞の既往のある80歳男性の症例です。
3か月前および2日前に発熱し、
誤嚥性肺炎の好発部位である右下肺野(右下葉背側が好発)に浸潤影を認めます。

気管分岐部では分岐の角度が左右で異なり、
右の方がより下向きの角度ですので落ちてきたものは右>左に落ちやすい。

とはいえ角度の差は確率論で、左に落ちることも多々あります。
言えることは、真下=肺底部に落ちる、ということです。
肺底部は下葉の底面、横隔膜の裏あたりですから、
誤嚥性肺炎の典型像はそのあたりに陰影が出てくるものです。


E382B9E383A9E382A4E3838933-b3ba6-thumbnail2.jpg

http://tnagao.sblo.jp/article/161908474.html から

脳梗塞の既往、
食事中のむせ込みが増えた、
発熱(肺炎)のエピソードを繰り返す、
好発部位と一致した肺炎像、
ペニシリン系抗菌薬(ABPC/SBTが一般的)が奏功する


といった情報から、誤嚥性肺炎の存在が強く疑われます。


<選択肢考察>

a 口腔ケア
誤嚥性肺炎の起炎菌は口腔内常在菌です。
適切に口腔ケアを行うことで、口腔内常在菌が減り、誤嚥性肺炎に陥るリスクが減少します。

b 食後の臥位安静
食後に臥位をとると、胃食道逆流のリスクが増し誤嚥しやすくなります。

c 鎮咳薬の服用
誤嚥したときには咳反射が起こるのが自然な反応ですが、
鎮咳薬の投与では咳嗽が抑制されてしまうので、誤嚥のリスクが高まります。
この逆の発想で、咳嗽を副作用に有するACE阻害薬を誤嚥の予防に用いることもあります。
ACE阻害薬はサブスタンスPの分解を阻害し、嚥下反射・咳反射を亢進させます。
また、カプサイシン(唐辛子等の成分)はサブスタンスPの放出促進作用があり、同様の効果が期待されます。

d 向精神薬の服用
 向精神病薬や鎮静薬の類は嚥下反射を抑制するため、誤嚥性肺炎のリスクとなります。

e ヒスタミンH2受容体拮抗薬の服用
 胃酸が減少すると、胃内の菌が増殖するので、
その内容物が食道へ逆流した場合の気道感染の可能性を高めます。
したがって、ヒスタミンH2受容体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬は誤嚥性肺炎のリスクとなります


日経メディカル 1日1問医師国試から

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