anaemiaについては、歯科医科ともに頻出分野。
医学生には少し物足りないかもしれません。下記記事は、以下のサイト:
www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/31.html からの転用改編。
血算(末梢血液一般)検査では、
赤血球数、白血球数、血色素(ヘモグロビン)量、
ヘマトクリット値、血小板数とともに、
赤血球恒数と呼ばれるMCV、MCH、MCHCを指標。
MCV:平均赤血球容積で、赤血球1個の平均の大きさを表す。
MCH:平均赤血球血色素量で、赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を表す。
MCHC:平均赤血球血色素濃度で赤血球に含まれるヘモグロビンを%で表す。
赤血球恒数によって
小球性低色素性貧血
正球性正色素性貧血
大球性高~正色素性貧血
の3つの型に分類して鑑別診断を進めます。
貧血の診断では、まずMCVによって小球性あるいは大球性貧血でないかをチェック
小球性貧血の代表疾患:
鉄欠乏性貧血で、血清鉄やTIBC、フェリチンを測定します。
大球性貧血:
まず巨赤芽球性貧血を考え、ビタミンB12と葉酸の欠乏の有無を調べます。
正球性貧血:
種々の血液疾患による造血障害、腎性貧血、症候性貧血などがあり、
網状赤血球の増加の有無を調べます。
また、基礎疾患などを含めて検索しますが、診断には骨髄穿刺を要することもある。
gpatalks.blog.so-net.ne.jp/2012-11-29-MD から
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