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看護師国試験 第90回改 図は心筋梗塞発症後の検査値に異常が出現する時期と程度を示している。空欄に当てはまるのはどれか。 ![]() 1. CK 2. 赤血球数 3. カルシウム 4. 尿素窒素 5. GPT 解答:MOREへ スポンサーリンク 解答 正解 1 血中の逸脱酵素の中で最も早く上昇するのがクレアチンキナーゼ(CK)である。 CK→GOT(AST)→ LDHの順。 もう少し詳しく: 【検査】心筋逸脱酵素について より改編 最も早く上昇するとされるCK、トロポニンでも血液中で上昇してくるのは発症3時間後からである。 したがって、発症直後であればたとえ心筋逸脱酵素が上昇していなくても、 急性心筋梗塞を否定することはできず、必要があれば時間を追って繰り返し測定しなければならない。 ▶CPK・CK-クレアチン・ホスホキナーゼ、クレアチン・キナーゼ 骨格筋や心筋など筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たしている酵素。 大部分が筋肉内に存在し、血球中や肝臓にはほとんど存在しない。 そのため、CK のピーク値は梗塞巣の大きさ(心筋壊死量)を反映するとされる。 CKの3つのアイソザイムのうち、心筋特異的なのがCK-MB。 CKイソザイム:MM(骨格筋型)、BB(脳型)、MB(心筋型) ▶GOT 心筋、肝臓、脳、骨格筋、腎臓などに多く存在する。 これらの臓器細胞に異常が起こると、血清中のGOTにもすぐ異変が現れるため、 肝臓障害、心筋梗塞、溶血などを診断するうえで重要な項目である。 ▶GPT とくに肝細胞の変性や壊死に敏感に反応するため、 肝臓・胆道系の病気の診断に欠かせない検査。 GPTはGOTに比べると一番多い肝臓でも約3分の1程度といわれ、 以下は腎、心筋、骨格筋の順。 また血液中にはごくわずかしか存在しないため、溶血があってもほとんど影響しない。 ▶GOTおよびGPT上昇 心筋梗塞をはじめ、各種筋疾患、粘液水腫、筋肉内注射後の採血などでは、 GOTが高値を示しますが、GPTはたいてい正常です。 しかし、広範囲の心筋梗塞や大量出血によるショック時などには、 GOT、GPTともに高値を示します。 ▶LDH-乳酸脱水素酵素 血清中のLDHは、心疾患、悪性腫瘍、肝臓病などで高値になることが多く、 これらのスクリーニング検査に用いられる。 ▶トロポニンT 細胞代謝障害により細胞崩壊が始まると, 筋原線維から構造蛋白であるトロポニンT,トロポニンIおよびミオシン軽鎖 1が逸脱する。 トロポニンT値は,発症後ゆるやかな上昇を示すため, 発症後数日経て入院した例であっても急性心筋梗塞の診断が可能である。 また,心筋特異性が高く診断精度で優れる。 ▶FABP-心臓型脂肪酸結合蛋白 脂肪酸結合蛋白(FABP)は、遊離脂肪酸の細胞内輸送に関与する低分子可溶性蛋白である。 FABPには臓器特異的なアイソフォーム(心臓型、肝臓型、小腸型)の存在が認められる。 このうち心臓型-FABPは主として心筋細胞内に豊富に存在し、 骨格筋や他の組織における含量が少ないことから、 心筋傷害の優れた指標になると考えられる。 心筋虚血に伴う心筋細胞傷害時に、H-FABPは同様の心筋マーカーであるCK-MBに 先駆けて速やかに血中へ逸脱し、0.5~3時間で上昇し始め、 5~10時間でピークに達することが知られている。 急性心筋梗塞。急性期検体による早期診断、 また上昇時期・ピーク到達時期の異なるCK-MBと H-FABPとの組み合わせの同時測定はAMI診断効率の向上に有用である。 |
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