スポンサーリンク 肥満患者の麻酔導入リスク:111歯C88 - 医療関係資格試験マニア
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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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だいぶ、歯科医師・医師国試ともに近づいてきました。
今日も、頑張っていきましょう。

久々に歯科の臨床問題。


111C88
18 歳の男子。
多数歯齲蝕の診断で全身麻酔下による歯科治療が予定された。
身長 162 cm、体重 110 kg、BMI 41.9。軽度の知的障害がある。
睡眠時無呼吸症候群を合併しており、
夜間は経鼻的持続陽圧呼吸(nCPAP) 療法を行っている。
全身麻酔導入後の写真(別冊No. 39 )を別に示す。
全身麻酔の導入時のリスクはどれか。2つ選べ。

IMG_3191.jpg


a 開口困難
b 血圧上昇
c 挿管困難
d 喉頭けいれん
e マ スク換気困難

解答:MOREへ



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解答

正解 ce

BMI 42とかなりの肥満。
Pickwick症候群に近い症例だろう。

肥満患者の場合は、頸部や咽頭部にも脂肪が付いている場合があり、
挿管困難を起こすことがあります。

まずは、cが正解。

そして、挿管後も換気困難な状態になることもある。
挿管前にマスク換気を行いますが、筋弛緩投与後に
舌根沈下してしまいマスクでの換気も困難になってしまうことがあります。

で、eも正解。

a 開口困難
起こりえるが、肥満特有ではないだろう。

b 血圧上昇
肥満患者なので起こりえるが、優先順位からいってce

d 喉頭けいれん
むしろ、小児に多いだろう。


参考サイト:

肥満患者の手術のリスクは2倍以上!?肥満患者のリスクと根拠

肥満肺胞低換気症候群(OHS)とは?症状と病態、治療法



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2019/01/14 18:28 歯科麻酔・救急 TB(-) CM(0)
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