スポンサーリンク 大腿部の水泡:113医E30 - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
久しぶりに、皮膚科の問題


113E30

78歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。
3週間前から両側大腿に癌痒を伴う皮疹が出現し、
躯幹と四肢に拡大してきたため受診した。
生検組織の蛍光抗体直接法所見にて
表皮基底膜部にIgGとC3の線状沈着を認めた。
抗BP180抗体421U/mL(基準9.0未満)。
大腿の写真を別に示す。

thumb_113E-30.jpg


認められないのはどれか。

a 血疱
b 紅斑
c 水疱
d 嚢腫
e びらん


解答:MOREへ

スポンサーリンク




解答


正解 d 嚢腫


正答率:90%



表皮基底膜部にIgGとC3の線状沈着
抗BP180抗体421U/mLの上昇

ということで類天疱瘡類似疾患。
デスモグレイン(DSG)であれば天疱瘡ですね。


天疱瘡(pemphigius)と類天疱瘡(pemphygoid)の違い


anti-skin-profile.png
EBA:epidermolysis bullosa acquisita 後天性表皮水疱症
www.caltagmedsystems.co.uk/information/differential-diagnosis-of-pemphigus/



ということで、図とも対比して予想もつくだろうが、

a 血疱
b 紅斑
c 水疱
e びらん

は起こり得る。

d 嚢腫 :これは違うだろう。

関連記事
2019/04/05 17:32 皮膚科 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: