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先日、FB page にもupした画像。
見たことがないブツブツでしょう。 視診で、一発診断の問題でしょうか? NEJM Image Challenge (May 10, 2018 配信)からの問題です。 サイト:NEJM Image Challenge 問題は日本語で、選択肢は英語にしてあります。 問題 今まで特に既往がない10歳女子。 10日前から続く足指と足部底部に多発する痒みを 伴う丘疹(下図)を主訴にクリニックを受診。 2週前にブラジルに家族旅行に出かけたとのこと。 その折、靴を履かずに豚小屋で遊んだらしい。 これらの丘疹から砂ノミが除去された。 最も疑われる診断は? ![]() a Coxsackievirus infection b Furuncular myiasis c Foreign body granulomas d Tungiasis e Scabies infestation 解答:MOREへ スポンサーリンク 解答 正解 d Tungiasis 砂ノミ症 a Coxsackievirus infection b Furuncular myiasis ウジによるフルンケル c Foreign body granulomas d Tungiasis スナノミ症 e Scabies infestation 疥癬による群生 スナノミ(砂蚤、Tunga penetrans)は、ノミ目スナノミ科に属するノミ。 南米や西インド諸島に生息。 スナノミは乾燥した砂地のほか豚小屋や鳥小屋の周囲にも生息し、 雌雄ともにヒトや家畜、イヌ、ネコ、ネズミなどの皮膚に寄生して吸血。 スナノミ症は、スナノミの雌の成虫が宿主の皮膚内でネオゾームと 呼ばれる腫大した構造を形成することで生じる寄生虫性皮膚疾患。 スナノミの虫体は跳躍力が最高約3.5 cmと弱いために スナノミ症の好発部位は足(踵、爪下部、趾間)である。 症状は炎症による刺激感や掻痒、疼痛など。 悪化すると足や指などのガス壊疽により切断に至ることがある。 また破傷風を併発することがある。 治療:ノミの除去、抗生剤投与 日本では1975年に最初に報告がある。 適当な砂地と温度が虫卵の孵化には不可欠であり 日本では輸入例から二次発生した事例は報告されていない。 ただし発見後早期の対処がなければ土着する危険性もあると指摘されている。 (Wikipediaから抜粋改編) 本症例は、診断後に破傷風トキソイドの注射、 ノミの完全除去により合併症なく完治したそうである。 一度、見たら忘れないフジツボ様の丘疹! |
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