プロフィール
Author:かず 広告
最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
楽天お勧め
最新コメント
google+1
|
腹部CTでdaiagnosis,
それから治療決定。 111D6 腹部造影CTを別に示す。 対応として適切なのはどれか。 ![]() a 外科手術 b 動脈塞栓術 c イレウス管留置 d 穿刺ドレナージ e 内視鏡的整復術 解答:MOREへ スポンサーリンク 正解 a 正答率:81% ![]() 画像: 腹部正中の腹壁に円形の腫瘤がみられる。 腫瘤内の色調が腫瘤の両脇の皮下脂肪より薄く、 腸管内容の色調に近い。 腫瘤内にガス像はみられない。 腫瘤中央の横に走る白い線は、腸管壁か襞(ヒダ)ではないかと考える。 腫瘤の下の「八」の字に見える白い線は、血管か腸管壁かは明らかでない。 腸管にはKerckring襞がみられるため、小腸であろう。 腹水はみられない。 患者背景や腹部所見などの記載はなく、腹部造影CT画像のみで診断ができるかについて問われている。 腹部正中の腹壁に円形の腫瘤がみられ、腹腔内と連続しているため、ヘルニアを考える。 腫瘤内の色調は腫瘤の両脇の皮下脂肪より薄く、腸管内容の色調に近いことから、 内容は消化液であると考える。 手術の既往がなければ臍ヘルニアを疑うが、臍ヘルニアにしては高度肥満ではないため、 腹腔鏡手術で臍部から挿入したカメラポートが 原因の腹壁瘢痕ヘルニア(ポートサイトヘルニア)の可能性もある。 画像のみなので明らかではなく、嵌頓しているかについても不明であるが、 いずれにせよヘルニアの治療の原則は手術(ヘルニア修復術)である。 選択肢解説 ○a 外科手術 手術によるヘルニア修復術を行う。 ×b 動脈塞栓術 腹腔内出血はみられないため、動脈塞栓術は行われない。 ×c イレウス管留置 腸管の拡張がみられるためイレウスが疑われるが、 イレウス管を留置するだけでは根治術にはならない。 ×d 穿刺ドレナージ 腫瘤内は膿瘍ではなく腸管であり、穿刺ドレナージは禁忌である。 ×e 内視鏡的整復術 腸管は小腸であるが、捻転ではないため、整復術は行われない。 MedPeer Quiz参考に作成。 |
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。
LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。
リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
|