FC2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
2位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
よく出される類の問題でしょうか?

medu4:113A43 から


883513631786412.jpg
Rheumatoid Arthritis: Kidney Rheumatoid Arthritis から



113A43


66歳の女性。下腿の浮腫を主訴に来院した。
2年前に関節リウマチと診断された。
発症時には朝のこわばりが昼過ぎまで続き家事にも支障があったが、
現在はプレドニゾロンとブシラミンの内服治療で症状はほとんどない。
1か月前から顔と両下腿の浮腫を自覚し、体重が2kg増加したため受診した。
今まで尿所見に異常は認められなかった。
家族歴で父方祖母に関節リウマチがあるが、腎疾患はない。
身長160cm、体重55kg。脈拍72/分、整。血圧154/80mmHg。呼吸数12/分。
頭頸部と胸腹部に異常を認めない。
両下腿に圧痕を残す浮腫を認める。
関節の圧痛、腫脹、変形を認めない。
尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血(±)、沈渣に変形赤血球2~3/HPFを認める。
随時尿の尿蛋白/クレアチニン比は1.5g/gクレアチニン(基準0.15未満)。
血液所見:赤血球395万、Hb 13.2g/dL、Ht 40%、白血球7,800、血小板10万。
血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.5g/dL、
尿素窒素13mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL。CRP 0.2mg/dL。
腹部超音波検査で腎臓に異常を認めない。
対応として最も適切なのはどれか。

a 腎生検を行う。
b NSAIDsを開始する。
c ブシラミンを増量する。
d 生物学的製剤を開始する。
e プレドニゾロンを減量する。

解答:MOREへ

関連記事(一部広告含む)



解答

正解 a


正答率:72%

*************************

症例を簡単にまとめると、

主訴:下腿の浮腫

2年前に関節リウマチ
RAのcontrol:
プレドニゾロンとブシラミンの内服治療で症状なし
また、CRP 0.2とRA自体のcontrolはいいか?

objective findings;
両下腿に圧痕性浮腫程度で他にはない

labo data:
蛋白3+、糖(-)、潜血(±)、沈渣に変形赤血球2~3/HPF
尿蛋白/クレアチニン比:1.5g/gクレアチニン(基準0.15未満)
総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.5g/dL
尿素窒素13mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL。

成人ネフローゼ症候群の診断基準:
1)尿蛋白3.5g/日以上
(随時尿において尿蛋白/尿クレアチニン比が3.5g/gCr以上の場合もこれに準ずる)が継続
2)血清アルブミン値が3.0g/dL以下に低下すること

からネフローゼに近い病態か?

では、ネフローゼの原因?

やはり、薬剤であろう。


他剤と比較してネフローゼ症候群になる頻度が高い薬
 

1.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) 通常の痛み止め、解熱薬
2.主として関節リウマチの治療に用いられる注射用金製剤 金チオリンゴ酸ナトリウム
3.関節リウマチの経口治療薬 オーラノフィン、ブシラミン、ペニシラミン
4.抗腫瘍壊死因子抗体製剤 インフリキシマブ、エタネルセプト
5.インターフェロン製剤

など

重篤副作用疾患別対応マニュアル:ネフローゼ症候群  から


ということで、診断:ブシラミンによるネフローゼに進展する病態

〇a 腎生検を行う。  正しい
これにより、腎臓病変の確定は重要だろう

×b NSAIDsを開始する。
×c ブシラミンを増量する。
bcともに、さらにネフローゼを助長するだろう。

×d 生物学的製剤を開始する。
これも、疑問。
RA自体のcontrolは現時点では良さそうなので、この薬の出番ではないだろう。

×e プレドニゾロンを減量する。
PSLの増量なら考慮されるか?

関連記事
2019/06/02 12:43 腎・泌尿器 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
スポンサーリンク
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
05 | 2019/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: