> インプラント:1次固定と2次固定 - 医療関係資格試験マニア
FC2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
11位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
2位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
Implant: initial stability and osteointegration


歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

【インプラント】一次固定と二次固定、そして即時荷重

2015年07月29日 配信)
から引用改編。


108B-41
60 歳の男性。
下顎臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
インプラント義歯にて補綴することとした。
インプラント体埋入手術直後の口腔内写真(別冊No. 41A)
とエックス線写真(別冊No. 41B)を別に示す。
この術式の特徴で正しいのはどれか。1 つ選べ。

a 初期固定を得やすい。
b 即時荷重に適さない。
c 上顎へは適用できない。
d 二次手術を必要としない。
e 術後感染のリスクが小さい。

t02200276_0445055913379777691.jpg



解説:MOREへ

スポンサーリンク


解説


インプラントの分野で使う

・1次固定=初期固定

・2次固定

の言葉の理解があいまいな受験生がいらっしゃいます。

今回は言葉の意味を整理してみます。


インプラントの世界では、
「1次固定」とは
機械的嵌合による物理的な固定
をいいます。


implant_01.jpg 
http://www.midorimachi-dc.com/treatment/implant.html

「初期固定」と全く同じ意味です。

要するに、フィクスチャーが歯槽骨とリジッドになっていれば1次固定は強固ですし、
リジッドでない場合には強固ではないわけです。

フィクスチャーを埋入して1次固定がリジッドになるかどうかは
埋入してみないとわかりません。

というのは、患者さんによって骨質がまちまちだからです。

骨量骨質は意味が違います。

骨量はフィクスチャーを埋入できるスペースがあるかどうかの議論です。
骨量はCTを撮影すればわかります。

しかしながら、骨質はCTを撮影してもわかりません。

似ているのはですね、象牙質の硬さです。
歯科医師になって齲蝕の治療をするとわかると思うのですが、

象牙質って、患者さんによって硬さが違いますw

象牙質の硬さはデンタルX線写真ではわかりません。

バーで切削したり、
リーマー、ファイルで根管拡大して初めてわかるんですw

象牙質、すごい硬いんですけど((((;゚Д゚)))

ってことがあります。
(象牙質が硬い場合には根管拡大にとっても時間がかかります)

これと同じで、骨質も実際にドリリングしてみないとわからないわけなんですね。


さて、
インプラントの分野で使う「2次固定」とは
 osseointegration

のことです。

1次固定ではまりこんでいるフィクスチャーが2次固定になるまで待つことになりますね。

ところで、即時荷重という言葉はなんでしょうか?

即時荷重とはフィクスチャーを埋入した当日にTEKまで入れることです。
実際にどの程度咬合させるかは、ケースバイケースです。

ということは・・・・

1次固定がリジッドの場合には即時荷重できるし、
リジッドではない場合には即時荷重ができない、

ということになりますね。


さきほど説明したとおり、
1次固定がリジッドになるかどうかは埋入してみないとわかりません。

したがって、
患者さんにはオペ前に即時荷重できない可能性についても説明しておくわけです。

んで、

せっかくなんで、
第108回の問題と関連付けて解説しておきます。

第108回B-41です。

60 歳の男性。下顎臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。
インプラント義歯にて補綴することとした。
インプラント体埋入手術直後の口腔内写真(別冊No. 41A)
とエックス線写真(別冊No. 41B)を別に示す。
この術式の特徴で正しいのはどれか。1 つ選べ。

a 初期固定を得やすい。
b 即時荷重に適さない。
c 上顎へは適用できない。
d 二次手術を必要としない。
e 術後感染のリスクが小さい。

t02200276_0445055913379777691.jpg 

選択肢aの「初期固定」は今回の記事を読んでおわかりのとおり、
機械的嵌合のことですから、1回法と2回法で変化はありません。


1回法だからとか、2回法だからとか、関係ないってことです。

選択肢b「即時荷重」ですが、当然なんですが、2回法の場合には即時荷重できません。
当たり前すぎて、わかりづらい点かもしれませんけど。

第108回B-41は1回法です。
この問題は1回法を採用していることを口腔内写真から読み取ってほしい問題
(オペ直後にヒーリングアバットメントが装着されていることを画像から読み取る、、ということ)です。


1回法なので、即時荷重には適することになります。

したがって、選択肢bは × ということになるわけです。

正解:d


関連記事
2015/10/01 21:28 インプラント TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: