> 肺胞蛋白症と自己抗体 - 医療関係資格試験マニア
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各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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国試でも何回か出題されているようです。

fig102.jpg
www.pap-guide.jp/about/case.html から


問題

肺胞蛋白症と関連がある自己抗体はどれか。1つ選べ。

a 抗sm抗体
b 抗ガングリオシド抗体
c GM-CSF抗体
d 抗Jo-1抗体
e 抗GAD抗体



解答:MOREへ

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解答

正解 c


自己免疫性肺胞蛋白症 


000050526.png


正常(健常)な肺胞(気管支が分かれていき肺に入る空気が最後に到達する袋)では、
Ⅱ型上皮細胞という細胞からサーファクタントという粘液とGM-CSF(図中緑色の顆粒)が放出されます。
1個の肺胞には、50個くらいの肺胞マクロファージがパトロールしていて、
古くなった余分なサーファクタントを取り込んで消化しています。
お掃除屋を担う肺胞マクロファージが育ち、元気に活動するためには、GM-CSFが不可欠です。
ところが、自己免疫性肺胞蛋白症では、患者の血液や肺胞にGM-CSFと結合し、
機能を中和してしまう抗GM-CSF自己抗体(図中の青いY字型)があります。
このため、働けるGM-CSFが枯渇
してしまいます。
GM-CSFがなくなると、肺胞マクロファージの元気がなくなり、やがて肺胞のお掃除が滞ってしまい、
サーファクタントの老廃物が貯まる
ことになります。

www.amed.go.jp/news/release_20190905.html から引用)



各選択肢と自己免疫疾患の組み合わせは以下の如く

a 抗sm抗体:SLE

b 抗ガングリオシド抗体
   ガングリオシドGQ1B:ミラー・フィッシャー症候群
   ガングリオシド GD3:急性運動性軸索性ニューロパチー(AMAN)
   ガングリオシド GM1:多巣性運動ニューロパチー(MMN)

c GM-CSF抗体:自己免疫性肺胞蛋白症

d 抗Jo-1抗体:多発筋炎/皮膚筋炎

e 抗GAD抗体:1型糖尿病、スティッフパーソン症候群

medu4:GM-CSF抗体関連の国試問題



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