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![]() web.videopass.auone.jp/navi/article/45153 から 昨日のドクターXで、話の中心になった疾患。 ドラマを観ていれば、それだけで分かってしまうでしょう。 非常に非現実ではあるドクターXだが、 それなりに、勉強になるドラマです。 出典:medu4:113F56 113F56 1歳の男児。停留精巣の手術のため手術室に入室した。 麻酔はマスクで酸素と揮発性吸入麻酔薬を投与し、 ゆっくりと入眠させる緩徐導入で行った。 静脈路を確保し、気管挿管のため筋弛緩薬を静注したところ、 突然心拍数が120/分から160/分に増加した。 気管挿管時に開口障害があり、気管チューブの挿入に難渋した。 人工呼吸開始後に尿道カテーテルを挿入したところ、赤褐色の尿が排出された。 その後体温は急上昇し37.0℃から40.0℃になった。 動脈血ガス分析で代謝性アシドーシスを認めた。 最も考えられるのはどれか。 a 敗血症 b 尿路出血 c 腎盂腎炎 d 悪性高熱症 e 悪性症候群 解答:MOREへ スポンサーリンク 解答 正解 d 停留精巣の手術のため手術室に入室した1歳男児。 揮発性吸入麻酔薬と筋弛緩薬を投与したところ、頻脈となり、 開口障害が出現、赤褐色の尿(ミオグロビン尿であろう)がみられ、 高熱を呈し、さらには代謝性アシドーシスとなった。 ということで、どう考えても悪性高熱症 malignant hyperthermiaでしょう。 悪性高熱といえば、小生の大学時代は ハロセンとサクシニルコリン (SCC)の組み合わせが有名だが、 その他の麻酔薬(例,イソフルラン,セボフルラン,デスフルラン)が関与する場合もある。 この薬物併用は,筋ジストロフィーおよび筋強直の患者の一部において類似した反応を引き起こす。 とのこと。 MSD pro:悪性高熱 参照 a〜c 麻酔薬と関連して急激に出現する病態ではないであろう。 e 悪性症候群 一部の抗精神病薬やパーキンソン病治療薬などを原因として発症、 悪性高熱症とは別病態である。
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