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2019年度、最後の投稿です。
114回医師国試で出そうな予感。 113回でも、113A44において 選択肢の一つとして出題されました。 ![]() www.kawamuranaika.jp/blog/shoukaki/2013/05/ から引用 問題 好酸球性食道炎の治療法で適当と思われるものを3つえらべ選べ。 a 全身性ステロイド薬 b 局所ステロイド薬 c H2ブロッカー d プロトンポンプ阻害薬 e 食物抗原除去療法 解答:MOREへ スポンサーリンク 解答 正解 bde 本問題の選択肢は、日経メディクイズ(2019/12/19配信)を参考に作成 好酸球性食道炎 (MSマニュアル: 好酸球性食道炎 から) 好酸球性食道炎は現在注目が集まっている疾患で, 乳児期から若年成人期までいずれの時期でも発生する可能性があり,ときに高齢者にみられる。 男性でより多くみられる。 原因: 遺伝的感受性を有する患者の食物抗原に対する免疫応答である可能性が高く, 環境アレルゲンが関わっている可能性もある。 食道の慢性炎症を無治療で放置すると,最終的に食道の狭小化および狭窄へと至る可能性がある。 症状 : 乳児および小児では,拒食,嘔吐,および/または胸痛が主訴となる。 成人では,ときに食道での食物のつかえが最初の症状となり, ほとんどの患者が嚥下困難を起こす。 胸やけなどの胃食道逆流症(GERD)の症状が生じることもある。 しばしば,他のアトピー性疾患(例,喘息,湿疹,アレルギー性鼻炎)の臨床像を呈する。 診断 内視鏡検査と生検 ときに食道造影 好酸球性食道炎の診断は,逆流症状が胃酸分泌抑制薬による治療に反応しない場合に初めて考慮される。 食道での食物のつかえで受診した成人と非心臓性胸痛がある成人でも,本症を考慮すべきである。 診断には,内視鏡検査での生検により好酸球浸潤(強拡大像で好酸球が15個を超える)を認めることが必要である。 内視鏡検査では視認できる異常(例,しわ,狭窄,輪)が明らかなこともあるが, 外観は正常な可能性があるため,生検が不可欠である。 GERDでも好酸球浸潤が生じることがあるため,逆流症状が主体の患者では, おそらくは2カ月間にわたるプロトンポンプ阻害薬の試験的投与が失敗に終わった場合にのみ内視鏡検査を施行すべきである。 食道造影では,feline esophagus,ringed esophagus,narrow-caliber esophagus, または狭窄を認めることがある。 誘因物質を同定するために食物アレルギー検査がしばしば行われるが, 代替の検査法として皮膚テスト,放射性アレルゲン吸着試験(RAST), 試験的なアレルゲン除去食などがある。 治療 局所コルチコステロイド アレルゲン除去食 ときに食道拡張術 成人では好酸球性食道炎の治療に,しばしばコルチコステロイドが局所投与される。 食習慣の変更も試みられ,通常は成人より小児で効果的であり, 検査で食物アレルゲンが同定されれば,それらを食事から除去するか, アレルゲン除去食( アレルゲン除去食で許容できる食品*)を処方することが可能になる。 有意な狭窄を認める患者では,バルーンまたは食道拡張器を用いた 慎重な食道拡張術が必要になることがあり,食道の裂傷や穿孔を 予防するための補助として複数回の拡張を慎重かつ段階的に行う。 |
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