スポンサーリンク 下腿骨開放骨折plate後:115医A59 - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
10位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
今日、115回医師国試の2日目が行われています。

今、MEC 115回国師速報掲示板 なるサイトで
1日目の問題をちらほら見ているところ。
専門の整形の問題から1つ。

まずは、この問題。
まあ、迷うことなく選択できるでしょう。


115A59

115A-59.gif


115A-59A 1

115A-59B.jpg

出典:MEC 115回国師速報掲示板


解答:MOREへ




スポンサーサイト





スポンサーリンク


解答

正解 d
(おそらくで、未確定)


下腿開放骨折でgolden hour内にデブリードマンと創外固定(EF)。
ここまでは、治療方法に誤りなく定石通りの治療。
ただ、開放骨折の重症度(Gustilo grade)は不明。
受傷後1WでEF抜去後にplate fixation。
図Aでみる限り、創も最小限なので、
いわゆるMIPO (minimal invasive plate osteosynthesis)なる
侵襲の少ない内固定術を行ったにも拘わらず、その後4Wにて
深部感染を生じてしまった残念なcaseなんでしょう。

図Bをよくみると、tibia近位から骨膜反応らしきものも見える。
すでに骨膜炎から骨髄炎に陥った症例なんでしょうか?

ということで、早急にplateを除去して、創内をデブリードマン、
大量な生食にて洗浄し、固定制が悪ければ、
創外固定にて再固定でしょう。

で、正解はd デブリードマン


他の選択肢について


a 下腿切断 ×
これを行うのはまだ早いでしょう。

b ギプス固定 ×
デブリ後に行う可能性はなくもないが、適切な治療法ではない。

c 足関節固定術 ×
感染例に対して行うのもおかしいし、本例では足関節の破壊はない。

e 骨折部への人工骨移植 ×
感染した領域に異物挿入などとんでもない。
禁忌選択肢になるかは分らんが、整形外科では問題外です。


関連記事
2021/02/07 14:34 整形外科 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: