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内科専門医レベルの問題でしょう。
MSに対する新規治療薬の副作用についての問題。


o0384038813878731227.jpg

画像:
多発性硬化症治療薬「テクフィデラ®カプセル」が国内販売を開始

から引用


問題

多発性硬化症(MS)に対する新規治療薬:
ヒト化抗ヒトα4インテグリンモノクローナル抗体
であるナタリズマブ(Ⓡタイサブリ)で
注意すべき有名な副作用は以下のうち、どれか。
1つ選べ。

a クロツフェルト・ヤコブ病
b 亜急性硬化性全脳炎
c 進行性核上性麻痺 (PSP)
d 進行性多巣性白質脳症 (PML)
e パーキンソン病



解答:MOREへ


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解答

正解 d 進行性多巣性白質脳症 (PML)


多発性硬化症はリンパ球などの白血球が
中枢へ移行し髄鞘が破壊される脱髄により
様々な障害があらわれる。

白血球の中枢へ移行には
α4β1インテグリンとVCAM-1という
物質間での相互作用が関与する。

ナタリズマブはα4β1インテグリンとVCAM-1
における相互作用を阻害することで
白血球の中枢神経系への移行を抑制する
作用があるということで、
2014年、
再発寛解型の多発性硬化症の
治療薬として期待され開発された。

しかし、
JCウィルス抗体陽性のMS患者に、
進行性多巣性白質脳症 (PML)が発症した
との報告があり、本剤投与前に
JCウィルス抗体のモニターリングを行い、
本剤の長期投与例で、
JCウィルス抗体価が高い場合には、
MRIで注意深い観察が必要とのことである。

PMLといえば、AIDS患者さんに多発する
ことは有名。
JCウィルスは健康成人の約70%に陽性で、
免疫不全時に大暴れして、PMLを生じる
ことはご存知でしょう。

ところで、
進行性多巣性白質脳症は
ガイドライン新規追加疾患らしいので、
医師国試でも注意すべきでしょう。

だからこそ今進行性多巣性白質脳症
参照


他の選択肢について

a クロツフェルト・ヤコブ病
異常プリオンが原因。
免疫不全とは関係ないだろう。

b 亜急性硬化性全脳炎
亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE)は
変異麻疹ウイルスによる中枢神経系の遅発性ウイルス感染。

c 進行性核上性麻痺 (PSP)
異常リン酸化タウ蛋白が神経細胞内及びグリア細胞内に蓄積する疾患。

e パーキンソン病
黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性変成疾患。



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