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癖のある歯科国試でも出そうな問題ではないかもしれません。
医師国試ではどうか? 今日はこんな問題。 スポンサーサイト ![]() 問題 下の図形はリハビリテーション医療で 用いられるある検査法の一つである。 何を検査するものか、 以下のうちから3つ選べ。 ![]() a 視力 b 記憶 c 半側空間無視 d 遂行機能 e 失認 解答:MOREへ スポンサーサイト ![]() スポンサーリンク 解答 正解 bcd ![]() blog.livedoor.jp/shoyamao/archives/40036241.html から拝借 この図形は、 Rey-Osterrieth複雑図形検査 (Rey-Osterrieth Complex Figure Test: ROCFT) というもの。 本検査は、視覚性の随時記憶の課題 として知られている。 随時記憶とは、 記銘するように指示されないで、 自然に記銘される記憶 を言います。 記銘力だけではなく、 遂行機能、構成、全般性注意の障害の有無等 を調べることができます。 このように種々の機能を10分程度で チェックできるので、 臨床的に有用とされています。 但し、やや難易度が高いので、 全体の機能を考慮して実施を決める とされています。 スポンサーサイト ![]() ①遂行機能 どのような順番で描くかという プランニング機能、それを実現する 機能をみることができる。 計画性なくばらばらに描いている場合、 前頭葉機能障害が疑われることがある。 ②構成 複雑な図形の視空間的特徴を捉え 再現する機能。構成障害があると、 模写は拙劣で位置関係が不正確になる。 ③記憶 視覚性の早期、再認の機能、再認時の 擬陽性等の特徴を知ることができる。 模写が拙劣な場合,早期の評価は困難 であるが,再認により各部分をどのように 記憶しているか検討することができる。 ④全般性注意機能 随時記憶を見ているため、 全般性注意低下があると成績は低下しやすい。 上記以外に 模写の様子をじっくり 観察することにより 視覚性注意障害や 半側空間無視などにも 気づくことがある。 方法としては,以下のとおり。 Rey-Osterrieth 図形を見せ, これを模写させる(Copy)。 さらに30分後に、 今度は原図を見せずに 紙面上に再生させる(Delay)。 実施方法としては,次のことに気をつける。 (1)模写の際には,後で想起させることを 告げずに、 「なるべく正確に写して下さい」 と指示する。 (2)模写は色鉛筆の色を順番に変えながら 行うことによって、描いた順番を記録 として残すことができる。 (3)模写の後、3分または5分間の 干渉課題を行ってから想起を行い、 その後、再認を行う。 (4)再認では,正答数だけではなく, 偽陽性数も記録する。 評価としては、 英語版で6~89歳までの 年齢階層別の点数分布が 示されているため参考にできるが、 点数だけではなく模写、 想起時の様子を詳細に観察して、 質的変化を捉えることが重要である。 以上の説明は 高次脳機能障害におけるレイ複雑図形検査とはどういうものですか。何が分かりますか。 から、引用したものです。 それにしても、模写だけでも難しそうです。 さらに、記憶を頼りに再度描くというのは 正常人にも難しそうだ。 スポンサーサイト ![]() ![]() ![]()
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