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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
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108医A-21

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解答

108a21.jpg

4日前は、インストラクターの指示に従い、減圧症予防のために、
ある一定の水深で窒素を排泄するために数分間停止はしている。

2日前のダイビングについては、水深や浮上停止など何の記載もない。
ひょっとすると、もっと深く潜った可能性は否定できない。

acute on set にて、やはり関節痛はdivingと関係しているのでしょう。

考えやすいのは、
a 減圧症


***************



減圧症
http://www.diving-ya.com/hpgen/HPB/entries/5.html

スクーバダイビングで使われるタンク内の空気は酸素が約2割、窒素が約8割(※図-1)。
取り込まれた酸素は二酸化炭素となって排出されます。
一方、窒素も身体の組織に溶け込みます。溶け込んだ窒素は急激に減圧すると気化し、
気泡となって、血管を塞いだりして、身体に深刻な影響を及ぼします。
地上を1気圧、10m潜水するごとに1気圧、
20m潜水すると3気圧、といったように、
深く潜れば潜るほどダイバーの身体には圧力がかかります。

即ち、深く潜って、急に浮上すると減圧症が起こるということになります
。潜水するからには多かれ少なかれ、体内に窒素が取り込まれますが、
緩やかに減圧すると問題なく体外に排出されます。

  • 体内に取り込まれた、タンクの窒素が原因

窒素は潜水深度が深いほど溶け込みやすく、潜水時間が長いほど多く溶け込むとされています。
即ち、水深と潜水時間によって取り込む量が決まり、
浮上速度や減圧行為の有無によって排出量が決まりますが、ポイントはそれだけではありません。

身体の部位によって溶け込む速さや気泡のできやすさ、体外への排出の速さが異なり、
気泡が少なくても症状の出やすい組織もあります。

例えば、
筋肉や、脳、脊髄、皮膚、肺、腎臓、肝臓などは窒素が溶け込みやすく、
排出されやすい組織とされており、特に脊髄は気泡が少なくても、症状が出やすく、
知覚障害、運動障害、自律神経症状(膀胱直腸障害など)を引き起こします
(※図-2)。

骨や関節、靭帯、脂肪、骨髄などは窒素が溶け込みにくく、
一旦溶け込むと排出されにくい組織とされています(※図-3)。

窒素の取り込みと排出

窒素の取り込みと排出




症状
海から出てすぐに症状が表れる場合もあれば、1週間後くらいに表れることもあります。
また、ほとんど感じない、軽い症状もあれば、下半身麻痺のような重症になることもあり、人それぞれ。
減圧症は早期治療が最も重要です。
減圧症の疑いを感じたら、一刻も早く、専門医に診てもらいましょう(※図-4)。

・手や足、指先の痺れ
・関節痛
・筋肉痛
・疲労感
・めまい
・吐き気
・呼吸困難
・平衡感覚がなくなって真っすぐに歩けない
・全身、もしくは部分的に力が入らない
・皮膚のかゆみ、発疹、痛み
・頭痛
・その他、とにかくダイビングの後に体がどこかおかしい

減圧症の症状

予防

減圧症の予防に直結するのは
急激な水圧の変化を防ぐこと
すなわち、深いところから海面へ一気に浮上しないこと
ある一定の水深で窒素を排泄するために数分間停止することと言えます。

それから、減圧症の原因の元となる、
窒素の取り込みや排出は潜水深度や潜水時間、
水圧の変化に大きく影響されます。

減圧症にならないように急激にそれらのデータを計器するのがダイブコンピュータですが、
経験の少ないダイバーはそれらの知識を持つインストラクターやガイドダイバーとともに、
潜水することが予防の一番です。

また、血液の循環と窒素の取り込みは密接な関係にあります。
血液の循環が悪いと、窒素の排出が遅れるのです。
脱水症状を起こしたり、身体が冷えたりすると、血液の循環が悪くなります。
それらに結びつくような行為は避けましょう。
また、身体の脂肪は窒素が排出されにくいので、
肥満の人は減圧症になりやすい と言われています。
体脂肪率が高くならないように日頃の健康管理が必要です。

治療
(メルクマニュアル医学;家庭版)


約80%の人が完全に回復します。

ダイバーがかゆみや皮膚の斑点、疲労だけを訴えている場合は、
再加圧治療の必要はほとんどありませんが、
後により重い症状が出ることもあるため、経過観察が必要です。
ぴったり装着したフェースマスクを使って、100%の酸素を吸うと軽快します。

再加圧治療 (HBO)
その他の減圧症の症状がみられる場合は、高圧治療室での治療が必要で、
再加圧治療により組織への正常な血液と酸素供給が回復するからです。
再加圧後は、計画的に休止時間をはさみながら段階的に気圧を下げて、
体に害を与えないようにしながら余分な気体を放出させる時間を取ります。
症状が軽い痛みや一過性の痛み、神経症状だけの場合でも、
最初の24時間は再発したり悪化することがあるため、治療を行います。

4147.gif
Hyperbaric Oxygen Therapy (HBO)
https://www.diversalertnetwork.org/diving-incidents/Hyperbaric_Oxygen_Therapy_Beyond_the_Diving_Injury#.VhEcmf_otdg


再加圧治療はダイビング後48時間以内であれば有益で、
治療可能な病院に行くのに時間がかかる場合でも治療を受けさせるべきです。
搬送を待つ間や搬送中は、フェースマスクをぴったりと装着させて酸素を吸わせ、
口や静脈から水分の補給を行います。
治療が大幅に遅れると、永久的な障害が残るリスクが高くなります。

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2015/10/04 20:49 総合診療・救急・症候学 TB(-) CM(0)
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