スポンサーリンク 食道炎の原因となる薬剤:114医D50改題 - 医療関係資格試験マニア
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暑い日が続きます。
今回は、114回医師国試の改編問題です。


114D50改題
以下の薬剤で食道炎の原因とならないものはどれか。3つ選べ。

a 経口ビスホスホネート製剤
b アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬
c テトラサイクリン
d ベンゾジアゼピン系睡眠薬
e プロトンポンプ阻害薬


解答:MOREへ


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解答


正解 bde

解法の要点
刺激性薬剤の食道内への停滞で食道炎,食道潰瘍が生じうる.

原因となるおもな薬剤:
抗生剤(おもにドキシサイクリン,テトラサイクリン,クリンダマイシン),
NSAIDs,アスピリン,ビスホスホネート(おもにアレンドロン酸),
塩化カリウム徐放剤,ダビガトランである.

症状は突然発症する胸痛,嚥下時痛,嚥下障害である.内視鏡所見は比較的限局した領域に生じる潰瘍,びらん,発赤である.
ダビガトラン起因性食道炎では白色の膜様物付着が認められる.治療としては速やかに被疑薬の中止を行う.
上記薬剤を処方する場合は適切な服薬指導(薬剤を100 ml 以上の水で内服し,内服後は30 分間臥位にならない
を行うことが望ましい.


選択肢解説
〇a 経口ビスホスホネート製剤
ビスホスホネート製剤の副作用として食道障害(炎症や潰瘍形成、狭窄)がある.

×b アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬
食道炎とは関係がない。空咳の副作用が有名であり、誤嚥性肺炎の治療薬として用いられる.

〇c テトラサイクリン
解法の要点に記した通り.

×d ベンゾジアゼピン系睡眠薬
一般的には食道炎を引き起こさない.内服継続により,依存性が出やすいことに注意する.

×e プロトンポンプ阻害薬
プロトンポンプ阻害薬は逆流性食道炎の治療薬である.



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