スポンサーリンク 腰下肢痛を訴える高齢患者に対する医療面接:整形専門医34-8 - 医療関係資格試験マニア
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今回も整形専門医試験問題ですが、
医師国試に出るレベルでしょう。

Low-Back-Pain.jpg
画像:Low Back Painから


整形専門医34-8
腰下肢痛を訴える高齢患者に対する医療面接上の判断として正しいのはどれか.

a 外傷がなければ椎体骨折は除外できる.
b 発熱がなければ化膿性脊椎炎は除外できる.
c 癌の既往がなければ転移性脊椎腫瘍は除外できる.
d 歩いて入室していれば腰部脊柱管狭窄症は除外できる.
e 腰椎屈曲により下肢痛が消失すれば下肢閉塞性動脈硬化症は除外できる.


解答:MOREへ


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解答

正解 e

消去法で、正解は得られるだろう。


【選択肢解説】

×a 外傷がなければ椎体骨折は除外できる.
外傷がなくても、骨粗鬆症がある高齢者では脊椎骨折は起こり得る。


×b 発熱がなければ化膿性脊椎炎は除外できる.
化膿性脊椎炎では、発熱がなく、腰痛のみのこともあり得る。


×c 癌の既往がなければ転移性脊椎腫瘍は除外できる.
当然、×。
腰痛のみで、脊椎転移が見つかることがある。
40歳以上では見逃してはいけないred flag。
単純XPにおけるpedicle sign(winking owl sign)を忘れないでほしい。


×d 歩いて入室していれば腰部脊柱管狭窄症は除外できる.
当然、誤り。


〇e 腰椎屈曲により下肢痛が消失すれば下肢閉塞性動脈硬化症は除外できる.
腰部脊柱管狭窄症(LCS)では、前屈で痛みは軽快することが特徴。
血管性のものでは、姿勢の変化では下肢痛はとれないだろう。

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